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冬のバイクは厳しい?

更新日:2024年2月26日

「冬にバイクはしんどい・・・」
「寒いと乗りたくないなぁ・・」

など、冬のバイクに対するイメージはネガティブなことが多いようですが、実は防寒対策をしっかりすると寒さから解放されて、暖かくバイクを運転することができます。最近では、保温性が高く軽量の商品が販売されており、冬でもバイクに乗りやすくなっています。
ただ、防寒対策と言っても、バイク免許を取得したばかりの方、バイク免許取得を検討中の方は、何を準備して良いか解らないと思います。

ここでは、指導員の防寒対策を例に、バイクを冬でも快適に運転するための防寒対策の方法、目的などについてご紹介いたします。

冬のバイク

冬のバイクを一言で申し上げると「やはり寒い」です。

しかし、常に寒い訳ではありません。バイクの運転はスポーツに例えられるほど体を使うので、運転中に体が温まります。バイク初心者の方や教習中の方は、力が入ってしまい、真冬でも汗をかいてしまうことがあります。汗をかいてしまうと、体が冷えてしまい「寒さ」を感じやすくなるので、注意が必要です。ただ、厚着をするのではなく、枚数などを調整できるようにしておくと良いと思います。

バイク免許取得を考えられている方は、第一段階の間は、体に力が入ってしまうことが多く、教習内容も体を使用するような内容のため、冬でも暑くなりやすいです。そのため、思いっきり厚着をすると汗をかいてしまうこともあります。

冬のバイクを快適に運転するためには、上述したように服装が重要になります。

防寒対策の目的

防寒対策を紹介する前に、目的についてお話致します。

防寒対策を行う最大の目的は、「事故防止」です。寒くなると、集中力が低下しやすくなります。これは、体が冷える事によって、脳への血流が低下するためです。
集中力が低下すると、自らに迫る危険の認知が遅れるだけでなく、危険予測すらできなくなる場合があります。加えて、寒い場合は体力の消耗が激しくなるので、長時間の運転は疲れやすくなります。

教習生の場合、寒いことに頭が一杯となってしまい、運転に対する意識が低下してしまう場合があるため、防寒対策が重要となります。

防寒対策グッズ

指導員は1日の中で、4~5時間二輪教習を担当します(当校の場合)。勤務時間の約半分が二輪教習となるため、冬のバイク教習に対する防寒対策は、かなり拘るようになります。

アウター

指導員は、「バイク専用」のアウター(ジャケット)を着用しています。冬用のバイクジャケットは、防風性・保温性に優れた素材で作られているため、真冬の運転であっても寒さに悩まされることは、ほとんどありません。又、裏地に保温性の高い素材が使われており、感覚的に「2枚」のアウター着ているように感じます。

バイクの運転中は風を受けることが多いので、風を通しにくい物が効果的です。普段着で使用する、ジャンパーやダウンジャケットなどは、走行中の風を防ぐほどの機能は備えていない場合が多いので、運転する場合の防寒には不十分です。

モデルによっては、プロテクターが内蔵されている物、電気の力で熱を発する電熱ウェアなどが販売されています。

そして、アウターと同じくらい大切なのが「オーバーパンツ」です。指導員は、このオーバーパンツを使用しないと、教習ができないくらいな重要アイテムになっています。こちらも、ジャケットと同じ素材で制作されており、防風性・保温性に優れています。

下半身は、上半身に比べて重ね着をすることが少ないため、オーバーパンツを着用していない場合、下半身から冷えてしまうことが多くなります。

当校では、オーバーパンツを使用されている教習生の方が増えています。オーバーパンツを着用されている教習生の方は、寒さを殆ど感じていないためオススメです。冬のバイク免許取得を考えられている方は、財布に優しい商品もあるので、1度調べてみましょう。

インナー

インナーは、指導員が拘る部分です。特に、肌に直接身に着けるインナーは重要です。

指導員は、バイクの教習だけでなく普通車の教習も実施します。普通車の場合、エアコンを使用するため防寒対策をやりすぎると暑くなりすぎてしまいます。又、室内で教習を行う場合もあるため、インナーに拘るようなります。では、どのようなインナーを使用しているのでしょうか?

例えば、汗をかきやすい指導員は、「透湿性」の高いインナーを着用しています。これは、汗が結果的に体を冷やしてしまうからです。汗=速乾性で考えてしまう方もいらっしゃると思いますが、速乾性は通気性が良いため防寒に向いていません。そこで、透湿性が高いインナーを使用しています。透湿性が高いと、湿気を外に排出する機能が優れているので、汗をかきにくくなります。
反対に寒がりな指導員は、タートルネックで保温性の高いインナーを使っています。汗をあまりかかないため、とにかく暖かくなるようにしています。特に、首元を暖かくすると体が冷え難いため効果的です。

教習生の方は、インナーは保温性が高い物を使用されている方が大多数です。しかし、汗をかいてしまい寒くなっている方を見受けられるので、体の特徴に合わせたインナーがオススメです。

インナーに関しては、アウターの内側に着用する物が販売されています。特に、バイク用の物は、防風性に優れておりアウターで防げない風を防ぐ事ができるようになります。アウターによっては、こういったインナーの機能を備えている物もありますので、商品をよく見て頂ければと思います。

グローブ

グローブは、拘る指導員と拘らない指導員が二極化しています。又、拘る指導員は、冬であることを気にせず夏用のグローブを使用する者もいます。

グローブは、手元の操作を担っているため操作性が求められます。この操作性と防寒性は相反する事が多いため、どういった物を使用するか悩ましい部分です。例えば、操作性を重視するのであれば、メッシュ素材の薄いグローブを使いたくなります。反対に、防寒性を重視するのであれば、レザーなど使用した厚手の物を使います。

上記のように、求める物が変わると使うグローブが変わります。そこで、春~夏用と秋~冬用の2種類を準備する指導員が増えています。最近の製品は、冬用であっても操作性が向上しており、「硬くて使いにくい」「厚すぎて、操作がままらない」などの課題は、少なくなっています。

実は、教習生の方でグローブまで考えて準備している方は少ないです。特に、軍手を使用されている方が半数近くいらっしゃいます。軍手の場合、通気性が高いため寒さに耐えるのは難しいです。可能であれば、レザー製のグローブなど、風を通しにくい物がオススメです。更に、厚くない物であれば更に良いと思います。

ただし、軍手でも十分と言われる方もいらっしゃいますので、乗車した後で検討されるのも1つです。

教習での指導員は、バイク用のブーツ、若しくはシューズの使用が求められています。バイク用の靴は、レザーなどで作られている物が多いため、防寒性に優れており、スニーカー等と比べて圧倒的な効果を発揮します。又、足首まで保護されている商品などは、足首が冷たくなりにくいです。更に、オーバーパンツが踵まであるため、足元が冷えることは、ほとんどありません。
1年を通してバイクを運転される方は、夏用と冬用の靴を準備しておくと良いと思います。

ただし、足先は別です。足先に関しては、靴下で調節するしかないため、保温性の高い靴下を使用している指導員が多いです。反対に、通気性の良い靴下を使用する指導員もいます。ブーツの保温性が高いため、汗をかきやすい指導員は、冬でも通気性の良い靴下を使用しています。

教習生の方は、グローブ同様に靴までは考えていない方が多くいらっしゃいます。冬の時機であれば、ハイカットでレザー素材の物であれば防寒対策になります。ハイカットをお持ちでなくても、靴下で調整できるので厚手の靴下などを使用すると良いと思います。ただ、体質に合わせた物を選択するようにしましょう。

真冬に免許取得を検討中の方

冬のバイクは「厚着をすればなんとかなるでしょ」と思われるかもしれませんが、厚着をすると操作の妨げになる場合があります。冬に免許取得を、お考えの方は暑くなることを想定して、少ない枚数で暖かくなる装備を心がけることが重要です。

教習の段階から全てを揃える必要はありませんが、教習を進めながら必要だと感じた物から揃えると良いと思います。バイク用の商品は、価格帯が幅広いので、調べてみることをオススメします。

最後に、免許取得後のことを考えておきましょう。教習で使用するために購入した物品は、免許取得後に使用できるため、購入する際には免許取得後に使用できる物を選んでおくと良いと思います。

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