普通車免許の取り方
広島県下有数の本格的コースを持つ「ロイヤルドライビングスクール広島」では、安全にのびのびと教習を受けることができます。インストラクターが運転の基本から、運転マナーまで、しっかりと指導いたします。
更新日:2023.1.18
普通車とは?
普通車免許を取得されると普通車を運転できるようになりますが、普通車とはどういった自動車なのでしょうか?
普通車とは、以下の要件を満たしている自動車になります。
車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 |
---|---|---|
3500㎏未満 | 2000㎏未満 | 10人以下 |
普通車とは、車両総重量、最大積載量、乗車定員の3項目が全て表の基準以内に納まっている自動車になります。
1つでも当てはまらない項目がある場合、その自動車は、準中型自動車や中型自動車になるため、普通車免許で運転する事ができません。

各項目は自動車検査証で調べる事ができるので、必要に応じて事前に確認しておきましょう。
ATとMT
ATとMTの大きな違いは、ペダルの数(クラッチの有無)とギア操作(変速操作)の有無です。
AT車は、アクセルとブレーキの2つのペダルを操作して、発進~速度調節~停止させるようにします。一方、MT車は、アクセルとブレーキに加えてクラッチが追加されます。MT車は、この3つのペダルを操作して、発進~速度調節~停止させるようにするため、AT車に比べて操作が複雑になります。
更に、MT車はギア操作(チェンジレバー操作)が加わります。ギア操作とは、自転車で行う「段の変速」です。自転車を運転中、速度に応じて段を変速する事があると思います。MT車も同様に、速度に応じて段を自分で変速させるようにします。AT車は、自動変速となっているためギア操作の必要がありません。
MT車は、AT車に比べて操作の難易度が上がりますが、自分の思い通りに運転できる事から、「車を運転している!」という「MT車独特の感覚」を得られます。


迷われている方
普通車免許を取得に関して、「ATとMTのどちらを取得したら良いですか?」といった御相談を受ける事が増えています。 以前は、MTで免許を取得される方が圧倒的に多かったのですが、近年ではAT限定で取得される方が増加しているため、それに応じて悩まれる方が増えているようです。
一般的には、AT車が多く利用されています。MT車は、スポーツカー、トラックなどで用いられています。しかし、現在はトラックなどでもAT車が増えています。但し、中型免許、大型免許の教習車はMTであるため、運送業などトラックを運転される可能性がある方はMTがオススメです。
普通車免許取得者の比率(ATかMT)は、全国的にも当校の場合でも、約70%の方がATで免許を取得されています。以前は、両車とも約50%程度でしたが、AT車の方が多く利用されている事もあり、ATで免許を取得される方が増加しています。
ATで免許を取得されるとAT車のみに運転が限られてしまいますが、様々な事情によってMT車の運転が必要になる方もいらっしゃいます。その場合は、AT限定解除を行えばMT車を運転できるようになります。
MTの免許を取得された場合は、ATとMTの両方を運転する事ができます。
免許の取り方
普通自動車免許(以下、普通車免許)の取り方は、
①運転免許試験場(免許センター)で直接受験
②公安委員会指定の自動車学校を利用する
上記2つの方法が一般的です。
試験場で直接受験する場合
試験場で直接受験する場合は、仮免の学科試験及び技能試験、本免の学科試験及び技能試験に合格する必要があります(普通二輪免許を所持している方は、学科試験が免除)。全ての試験に合格したのち、適性試験(視力、運動機能)に合格する必要があります。適性試験合格後に、指定自動車学校などが実施している、取得時講習を受講されると、運転免許証が交付されます。
指定自動車学校を利用する
指定自動車学校を利用される場合、技能教習と学科教習を受講しなければなりません。それぞれの教習時間は、予め決められていますので、下図を参考にして下さい。
教習は、第一段階と第二段階に分けられており、第一段階の教習を修了すると仮免許を取得するための技能検定(修了検定)と学科試験(仮免許学科試験)を受験します。技能検定と学科試験に合格すると、第二段階に進みます。第二段階の教習を全て修了すると卒業検定を受検します。卒業検定に合格後、免許センターで行われる本免許学科試験を受験します。本免許学科試験に合格されて、適性試験(視力、運動機能)に合格されると免許が交付されます。
指定自動車学校を利用した場合の教習時間、流れを以下で御案内いたします。
教習時間
普通車免許の教習時間は、ATとMTによって変わります。又、現有免許の種類及び有無によって変わります。
※技能教習の教習時間は、規程時間となっております。補習が付いた場合は、規程時間が超えるようになります。
免許なし若しくは原付免許所有
AT(オートマ)

教習時間:技能 31時間以上 学科 26時間
※本免許学科試験は、住民票のある都道府県で受験となります。
MT(マニュアル)

教習時間:技能 34時間以上 学科 26時間
※本免許学科試験は、住民票のある公安委員会で受験となります。
二輪免許保有の方
二輪免許を保有されている方は、仮免学科試験及び本免学科試験が免除になります。
AT(オートマ)

教習時間:技能 29時間以上 学科 2時間
MT(マニュアル)

教習時間:技能 32時間以上 学科 2時間
学科教習内容
学科教習とは、学校の授業と同じようなスタイルで交通法令・マナーについて勉強します。交通事故を防止するためには、正しい知識とマナーを身につける必要があります。加えて、勉強した内容は、後の仮免許学科試験及び本免許学科試験の出題範囲になります。
オンライン学科
学科教習は、学校の授業と同様に教室に入って多人数で受講して頂く方法が一般的な形ですが、オンライン学科教習ではインターネット環境が整っていれば、好きな時間に学科教習を受講する事ができます。(録画配信方式に限ります)
オンライン学科教習には、ライブ配信方式と録画配信方式(オンデマンド型)の2種類があります。ライブ配信方式では、自動車学校で行われている学科をライブでご自宅などで視聴する方式です。
録画配信方式は、自動車学校がアップしている学科教習の動画を、ご自宅などで視聴する方式です。録画配信方式であれば、好きな時間に学科教習を受講する事ができます。当校では、録画配信方式を採用しております。
ご自宅などで学科教習を受講できれば、学科教習を受けるためだけに自動車学校に通う、時間的損失、経済的損失を軽減する事ができます。又、3密を回避する事ができるので感染対策にもなります。
※オンライン学科教習を採用している自動車学校に限ります。
第一段階 内容
1段階では、普通車を運転するために必要な基本的な交通法令・マナー、路上を運転するための基礎知識を学びます。内容は以下の通りです。
項目番号 | 項目名 |
1 | 運転者の心得 |
2 | 信号に従うこと |
3 | 標識・標示などに従うこと |
4 | 車が通行するところ・車が通行してはいけないところ |
5 | 緊急自動車などの優先 |
6 | 交差点などの通行・踏切 |
7 | 安全な速度と車間距離 |
8 | 歩行者の保護など |
9 | 安全の確認と合図・警音器の使用 |
10 | 進路変更など |
11 | 追い越し |
12 | 行き違い |
13 | 運転免許制度・交通反則通告制度 |
14 | オートマチック車の運転 |
第一段階は上記14項目を10時間で受講して頂きます。
項目名からも推測できるように、交通法令の基礎的な部分が主な内容となります。
第二段階 内容
第二段階では、路上運転で必要な知識を学ぶと共に、安全に運転するために必要な知識についても学んでいただきます。内容は以下の通りです。
項目番号 | 項目名 |
1 | 危険予測ディスカッション |
2.3 | 応急救護処置 |
4 | 死角と運転 |
5 | 適性検査結果に基づく行動分析 |
6 | 人間の能力と運転 |
7 | 車に働く自然の力と運転 |
8 | 悪条件下での運転 |
9 | 特徴的な事故と事故の悲惨さ |
10 | 自動車の保守管理 |
11 | 駐車と停車 |
12 | 乗車と積載 |
13 | けん引 |
14 | 交通事故のとき |
15 | 自動車の所有者などの心得と保険制度 |
16 | 経路の設計 |
17 | 高速道路での運転 |
18 | 二人乗り運転に関する知識 |
第二段階は上記17項目を、16時間で受講して頂きます。
項目名だけでは解りにくいと思いますが 、⑤~➈までは交通事故を防止するために、必要な知識が主な内容となります。➉~⑰までは、法令の中でも応用的な内容となります。
※項目18「二人乗り運転に関する知識」は、二輪免許を受けようとする方が受講します。
ポイント
1日の受講時限数
学科教習は、技能教習と違い「1日の受講時限数」に上限がないため、まとめて受講する事も可能です。しかし、1日で多くの学科教習を受講すると内容を忘れてしまう事もあるため、バランスよく受講していただくと、教習効果も高くなります。
予約の必要はありません
原則、学科教習は「予約」の必要がありません。予め自動車学校が指定した時間に来校して受講する必要があります。当校では、オンライン学科教習を行っているため、その必要はありません。
技能教習内容
技能教習は、大半の時間を実車で行います。実車以外では、模擬運転装置、シミュレーターを使用して教習を行います。技能教習は学科教習同様、2段階制となります。
第一段階
第一段階では、普通車の基本操作と基本走行を身に着けていただきます。アクセル、ブレーキ、クラッチ(MT車のみ)、ハンドル等の各装置の基本的な取り扱いを身に着けながら、直線、カーブ、交差点、狭路、坂道などの通行を行い、基本的な走行(動かし方)を行えるようにします。
基本的な走行が行えるようになりましたら、コース練習に入ります。コース練習では、予め設定された道順に従って “安全確認” ”進行判断” など、路上での運転を想定した実践的な練習を行います。
第二段階
仮運転免許証の交付を受けると、第二段階に進む事ができます。第二段階は、路上での運転が主になります。路上での練習は、直線を主としたコースから練習を行い、右左折や車線変更を取り入れた高度な練習を行います。それだけでなく、高速道路の通行、駐車場での駐車(当校)、縦列駐車などについても、教習を行います。
ポイント
予約制
技能教習は、学科教習と違い「予約制」となるため、「技能教習予約」が必要となります。これは、指導員と教習車に限りがあるからになります。
乗車時間の制限
技能教習は、1日で乗車できる時間の制限があります。第一段階は、2時限まで。第二段階は、3時限までとなります。加えて3時限連続で教習を行う事はできません。(一部の教習を除く)
学科試験
仮免許学科試験
仮免許を取得するための学科試験です。出題数:50問、点数:1問につき1点、合格基準:45点以上、制限時間30分となります。仮免学科試験は、自動車学校で実施します。
本免許学科試験
本免許を取得するための学科試験です。出題数:95問(文章問題:90問、イラスト問題:5問)、点数:文章問題1問につき1点、イラスト問題1問につき2点、合格基準90点以上、制限時間:50分となります。本免許学科試験は、運転免許試験場(免許センター)で実施されます。
技能検定
修了検定
修了検定とは、第1段階での技能習得状況を判定する技能検定になります。自動車学校のコースと車両を用いて行います。
卒業検定
卒業検定とは、第2段階の技能習得状況を判定する技能検定になります。路上と場内(後退)で行い、車両は自動車学校の車両を使用します。
入校資格
年齢 | 18歳以上(お誕生日の1ヶ月前)から入校が可能です |
身体障害 | 身体障害軽度の障害は入校できますが、予備適性審査を必要とします。 |
外国籍の方 | 本籍地(国籍)記載の住民票が必要です。 |
交通違反 | 違反のある方は前もって各自、安全運転センターに免許取得が可能であるかをたずねて下さい。 |
視力 | 両眼で0.7以上かつ一眼で0.3以上の方また片眼で0.7以上かつ視野が150°以上。 ※いずれもメガネ・コンタクト使用可能 |
色別 | 赤・青・黄の区別ができる方。 |
学力 | 学科試験に必要な日本語力を有すること。 |
聴力 | 10mの距離で、90dbの警音器の音が聞こえること(補聴器により補われた聴力を含む) ※聴力に障害をお持ちの方は、事前にご相談ください。 |
ご入校時に必要なもの
☑ 申込書 |
̻☑ 免許証 広島県公安委員会以外(県外)の方は、本籍地記載の住民票が必要です。) ※免許証のない方は、本籍地記載の住民票と、本人確認のため、以下のいずれかが必要となります。(健康保険証、パスポート、住基カード等) |
☑ 印鑑 |
☑ 写真(3cm×2.4cm 必要枚数4枚)※写真は当校でも撮れます(800円) |
☑ 教習料 or 振込用紙の領収書 |
☑ 筆記用具 |
更新日:令和4年12月27日