大型免許の取り方や教習時間、内容を解説!
大型免許の教習時間や教習内容、上達のコツについて解説します。
教習時間と卒業日数
所持免許 | 教習時間 | 最短卒業日数 | |
---|---|---|---|
普通車 | MT | 31 | 13日間 |
AT | 35 | 15日間 | |
準中型5t限定 | MT | 26 | 12日間 |
AT | 31 | 14日間 | |
準中型 | – | 23 | 12日間 |
中型8t限定 | MT | 20 | 14日間 |
AT | 24 | 9日間 | |
中型車 | – | 14 | 7日間 |
※上記教習時間は基準技能教習時間
※最短卒業日数は無補習で技能検定を1回で合格された場合
所持免許ごとの教習時間と流れ
※補習や再検定となった場合、基準時間以上になる可能性があります。※適性試験とは、視力検査及び運動機能の試験です。免許証の交付申請は、住民票のある公安委員会で行います。
中型免許を持っている場合
技能教習の基準時間
第一段階:5時間
第二段階:9時間
中型8t限定免許を持っている場合
技能教習の基準時間
第一段階:8時間
第二段階:12時間
準中型5t限定免許を持っている場合
技能教習の基準時間
第一段階:11時間
第二段階:15時間
※学科教習は「危険予測ディスカッション」のみ、その他の項目は免除
準中型免許保有の方
技能教習の基準時間
第一段階:10時間
第二段階:13時間
普通車(MT)免許保有の方
技能教習の基準時間
第一段階:12時間
第二段階:18時間
使用する教習車
実際の運転の感覚に近い全長約12mの車両を使用。
大型免許の教習内容
第一段階
基本操作を習得し、内外周にて車体の感覚や操作感覚をつかむことが目的です。その後、右左折を行います。
S字コース(曲線狭路コース)
普通車免許とは違い、大型免許の教習ではポールが追加されます。内輪差を意識した走行位置の取りかた、車体と障害物との間隔をミラーや目視で把握する能力を習得します。
②右前の車輪は運転座席のほぼ真下付近にあります。普通車と同じように、自分の体より前にあると感じている場合、ハンドルの回しはじめが早くなるため、脱輪の原因となります。右前の車輪の位置を意識することが大事です。
▼上空から見た様子はコチラ
路端における停車や発進
この課題では、大型車のリアオーバーハング(振り出し現象)を理解した運転を習得します。
大型車では路端からの発進や右左折などを曲がるときに、車体の後部が外側へはみ出して(振り出して)しまいます。これにより、街灯や歩行者と接触する場合があります。そういった事故を起こさないためにも、リアオーバーハングに注意しながらハンドルを操作する必要があります
当校の場合、停止状態からいっぱいにハンドルを回して発進すると、後部が約1mに振り出します。この練習を全長約12mの車で行うと、実際の運転に近い感覚を習得できます。
実施手順
①コースの左端に引かれた白線を車輪が踏まないように、停止目標(ポール)と車体の先端(バンパー)を一致させて停止します。停止するとき、白線から前後輪上の車体が30㎝未満の間隔になるように接近してください。
②停止目標で停止後に「完了」の申告をします。
③車体左前側(ミラー)と車体前方の障害物(ポール)の接触に注意しながら、ハンドルのまわしすぎによるリアオーバーハングに注意しながら発進してください。
あい路への進入
この課題では右左折先の車線、せまい道路へ誘導できる技術の習得が目的です。
「あい路への進入」は、右折進入と左折進入の2種類あります。修了検定は左折か右折、どちらか1回の実施です。
実施手順
①走行線を踏まないように車輪を近づけます。このとき走行線を車輪が踏むと、検定では中止行為となります。
②右(左)折先に引いてある線の間(指定範囲)へ、車体を納めるように進行します。
③線の間(指定範囲)に、車体がはみ出ないように納めることができれば完了です。(切り返し可)
指定の範囲内に納めた後に「完了」の申告をします。
※最初のうちは指定範囲内に1回で納める事は困難です。切り返しなどを行いながら、適切な誘導方法を身に着けるようにします。切り返しは3回以内の範囲で行います。1回の切り返しまでは検定での減点はありません。
第二段階
路上教習が主体となり、第1段階で身につけた基本操作で、応用的な操作(縦列駐車や方向変換)の練習を行います。
全ての教習を修了された方は、卒業検定を受検できます。
方向変換
向きを変えることが目的です。さらに、安全に後退するための安全確認の方法や、車体の誘導方法を習得します。
②ハンドルをまわすときは角を狙うのではなく、曲がり角の奥へ奥へと後輪が入るようにまわします。そのとき、前輪と縁石の間隔にも注意しましょう。
③スペースの中央に車体をつけていれば、スムーズに脱出できます。
④スペースから脱出するときは、外側となる前輪を外側の縁石につけるようにアンダーミラーを使って調整します。
縦列駐車
全体的な後退時の動きや、それに応じた操作を習得します。
②後輪が駐車スペースに差し掛かったタイミングでハンドルをまわします。
③車体の左側面と駐車スペースの角を揃えます。
④車体の左前が駐車スペースに差し掛かったタイミング(右後輪がポールの延長線上)でハンドルを操作します。
大型免許の取得条件
※特例教習を修了した方を除く
- 年齢:21歳以上
- 経験:普通、準中型、中型、大型特殊のいずれかの免許を取得して3年以上経過(免許停止期間を除く)
- 視力:片眼0.5以上、両眼0.8以上、深視力の平均誤差が2㎝以内(眼鏡、コンタクト可)
- 色別:赤、青、黄の色別が行える
- 聴力:10mの距離で90dbの警音器が聞こえる(補聴器可)
- 免除:受験資格特例教習を受講された方は、年齢及び経験を引き下げることができます。
受験資格特例教習
大型免許を取得するためには、年齢や免許経験年数(普通車以上)の条件を満たしておく必要があります。しかし、受験資格特例教習を修了すると、その年齢や免許経験年数を引き下げることができます。
大型免許で運転できる自動車と条件
大型免許で運転できる自動車
原付 | 小型特殊車 |
普通車 | 準中型車 |
中型車 | 大型車 |
大型免許で運転できる条件
項目 | 条件 |
---|---|
車両総重量 | 11,000㎏以上 |
最大積載量 | 6,500㎏以上 |
乗車定員 | 30人以上 |
上記の条件に当てはまる場合、バス、トラック、ダンプ、タンクローリーなども大型自動車となります。旅客運送を業務で行う場合は、大型二種免許(大型第二種免許)が必要です。
▼大型車の詳細はコチラ
教習費用
通学をお考えの方
コース | 所持免許 | 料金 |
---|---|---|
大型車 | 中型車 | 185,000円(税込) |
その他の所持免許の方は、お気軽にお問い合わせください。
合宿免許(特典付き)
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補助金・助成金の利用
大型免許の教習費用については、教育訓練給付金、または、人材開発支援助成金を利用できる場合があります。
教育訓練給付金は、個人の方向けの制度であり、人材開発支援助成金は、企業の方向けです。
人材職業紹介
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