大型免許の取り方や教習時間、内容を解説!

更新日:2024年4月16日

大型免許の教習時間や教習内容、上達のコツについて解説します。

教習時間と卒業日数

所持免許教習時間最短卒業日数
中型車MT147日間
中型8t限定MT209日間
準中型5t限定MT2612日間
準中型2312日間
普通車3013日間

※上記教習時間は基準技能教習時間
※準中型5t限定免許、普通車免許保有の方は、上記教習時間に加えて学科教習が1時間プラス
※最短卒業日数は無補修で技能検定を1回で合格された場合
※AT限定免許保有の方はお問い合わせください

所持免許ごとの教習時間と流れ

※補習などおこなった場合は、基準時間以上になる場合があります。※適性試験とは、視力検査及び運動機能の試験です。免許証の交付申請は、住民票のある公安委員会で行います。

中型免許を持っている場合

入校説明~運転適性検査~第一段階~修了検定~適性検査~仮免許を交付~第二段階~卒業検定~適性試験~免許証交付

技能教習の基準時間

第一段階:5時間
第二段階:9時間

中型8t限定免許を持っている場合

入校説明~運転適性検査~第一段階~修了検定~適性検査~仮免許を交付~第二段階~卒業検定~適性試験~免許証交付

技能教習の基準時間

第一段階:8時間
第二段階:12時間

準中型5t限定免許を持っている場合

入校説明~運転適性検査~第一段階~修了検定~適性検査~仮免許を交付第二段階~~卒業検定~適性試験~免許証交付

技能教習の基準時間

第一段階:11時間
第二段階:15時間

※学科教習は「危険予測ディスカッション」のみ、その他の項目は免除

準中型免許保有の方

入校説明~運転適性検査~第一段階~修了検定~適性検査~仮免許を交付~第二段階~卒業検定~適性試験~免許証交付

技能教習の基準時間

第一段階:10時間
第二段階:13時間

普通車(MT)免許保有の方

入校説明~運転適性検査~第一段階~修了検定~適性検査~仮免許を交付~第二段階~卒業検定~適性試験~免許証交付

技能教習の基準時間

第一段階:12時間
第二段階:18時間

使用する教習車

大型免許で使用する教習車の画像

実際の運転の感覚に近い全長約12mの車両を使用。

大型免許の教習内容

第一段階

基本操作を習得し、内外周にて車体の感覚や操作感覚をつかむことが目的です。その後、右左折を行います。

S字コース(曲線狭路コース)

普通車免許とは違い、大型免許の教習ではポールが追加されます。内輪差を意識した走行位置の取りかた、車体と障害物との間隔をミラーや目視で把握する能力を習得します。

大型免許 Sコース 攻略
大型免許 エスコース 攻略
💡 上達のコツ
①車体の左前部(特にアンダーミラー)に意識を向ける。ドアミラーを使用して後輪と縁石の間隔、アンダーミラーを使用して、左前部(左前輪)と縁石やポールとの間隔を確認しながら進みましょう。普通車の幅より約1m広いので感覚に頼らずに直接見ることが大事です。
②右前の車輪は運転座席のほぼ真下付近にあります。普通車と同じように、自分の体より前にあると感じている場合、ハンドルの回しはじめが早くなるため、脱輪の原因となります。右前の車輪の位置を意識することが大事です。

▼上空から見た様子はコチラ

路端における停車や発進

この課題では、大型車のリヤオーバーハング(振り出し現象)を理解した運転を習得します。

大型車では路端からの発進や右左折などを曲がるときに、車体の後部が外側へはみ出して(振り出して)しまいます。これにより、街灯や歩行者と接触する場合があります。そういった事故を起こさないためにも、リヤオーバーハングに注意しながらハンドルを操作する必要があります

当校の場合、停止状態からいっぱいにハンドルを回して発進すると、後部が約1mに振り出します。この練習を全長約12mの車で行うと、実際の運転に近い感覚を習得できます。

実施手順

①コースの左端に引かれた白線を車輪が踏まないように、停止目標(ポール)と車体の先端(バンパー)を一致させて停止します。停止するとき、白線から前後輪上の車体が30㎝未満の間隔になるように接近してください。
②停止目標で停止後に「完了」の申告をします。

③車体左前側(ミラー)と車体前方の障害物(ポール)の接触に注意しながら、ハンドルのまわしすぎによるリヤオーバーハングに注意しながら発進してください。

💡 上達のコツ
発進時はリヤオーバーハングの意識が高くなりすぎて、左ドアミラーと前方の障害物(ポール)が接触する場合があるので気をつけましょう。前半は発進と同時にハンドルを右に回して、前方の障害物との距離を確保しながら、後半はハンドルを戻しながら進むと接触のリスクを抑えられます。

あい路への進入

この課題では右左折先の車線、せまい道路へ誘導できる技術の習得が目的です。

大型免許 あい路

「あい路への進入」は、右折進入と左折進入の2種類あります。修了検定は左折か右折、どちらか1回の実施です。

実施手順

①走行線を踏まないように車輪を近づけます。このとき走行線を車輪が踏むと、検定では中止行為となります。
②右(左)折先に引いてある線の間(指定範囲)へ、車体を納めるように進行します。

大型免許 あい路 ルール

③線の間(指定範囲)に、車体がはみ出ないように納めることができれば完了です。(切り返し可)

大型免許 あい路 完了

指定の範囲内に納めた後に「完了」の申告をします。

※最初のうちは指定範囲内に1回で納める事は困難です。切り返しなどを行いながら、適切な誘導方法を身に着けるようにします。切り返しは3回以内の範囲で行います。1回の切り返しまでは検定での減点はありません。

第二段階

路上教習が主体となり、第1段階で身につけた基本操作で、応用的な操作(縦列駐車や方向変換)の練習を行います。
全ての教習を修了された方は、卒業検定を受検できます。

方向変換

向きを変えることが目的です。さらに、安全に後退するための安全確認の方法や、車体の誘導方法を習得します。

大型免許 方向変換
💡 上達のコツ
①進入時は外輪差分の間隔(約2m)を空けます。
②ハンドルをまわすときは角を狙うのではなく、曲がり角の奥へ奥へと後輪が入るようにまわします。そのとき、前輪と縁石の間隔にも注意しましょう。
③スペースの中央に車体をつけていれば、スムーズに脱出できます。
④スペースから脱出するときは、外側となる前輪を外側の縁石につけるようにアンダーミラーを使って調整します。

縦列駐車

全体的な後退時の動きや、それに応じた操作を習得します。

大型免許 縦列駐車
💡 上達のコツ
①車体とポールとの間に約1mの間隔を空けます。
後輪が駐車スペースに差し掛かったタイミングでハンドルをまわします。
③車体の左側面と駐車スペースの角を揃えます。
車体の左前が駐車スペースに差し掛かったタイミング(右後輪がポールの延長線上)でハンドルを操作します。

大型免許の取得条件

特例教習を修了した方を除く

  • 年齢:21歳以上
  • 経験:普通、準中型、中型、大型特殊のいずれかの免許を取得して3年以上経過(免許停止期間を除く)
  • 視力:片眼0.5以上、両眼0.8以上、深視力の平均誤差が2㎝以内(眼鏡、コンタクト可)
  • 色別:赤、青、黄の色別が行える
  • 聴力:10mの距離で90dbの警音器が聞こえる(補聴器可)
  • 免除:受験資格特例教習を受講された方は、年齢及び経験を引き下げることができます。

受験資格特例教習

大型免許を取得するためには、年齢や免許経験年数(普通車以上)の条件を満たしておく必要があります。しかし、受験資格特例教習を修了すると、その年齢や免許経験年数を引き下げることができます。

詳しい受験資格特例教習の内容はッコチラ

大型免許で運転できる自動車と条件

大型免許で運転できる自動車

原付小型特殊車
普通車準中型車
中型車大型車

大型免許で運転できる条件

項目条件
車両総重量11,000㎏以上
最大積載量6,500㎏以上
乗車定員30人以上

上記の条件に当てはまる場合、バス、トラック、ダンプ、タンクローリーなども大型自動車となります。旅客運送を業務で行う場合は、大型二種免許(大型第二種免許)が必要です。

▼大型車の詳細はコチラ

大型自動車とは
運転できるトラックのサイズ

教習費用

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合宿

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補助金・助成金の利用

大型免許の教習費用については、教育訓練給付金、または、人材開発支援助成金を利用できる場合があります。
教育訓練給付金は、個人の方向けの制度であり、人材開発支援助成金は、企業向けの制度となっています。

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学校について

ロイヤルドライビングスクール福山では、牽引免許や大型特殊免許とセットで「合宿」や「通学」「通学合宿」で大型免許を取得できます。また、教育訓練給付金や人材開発支援助成金のご案内をしております。くわしくは、下記リンクからご確認ください。

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