運転できるトラック免許のサイズ

トラック免許 大きさ サイズ

更新日:2023年12月20日

2024年問題を控える中、トラック免許に大きな注目が集まっています。

道路交通法の改定により運転免許制度の細分化が進んでいます。これにより、運転できるトラックのサイズも細分化されています。それぞれの免許種に応じて運転できるトラックを覚えておかなければ、免許外運転となってしまう場合があるため、注意が必要です。

ここでは、各トラックの要件(大型、中型の区分けなど)及び必要な免許証について記載しておりますので、参考にしていただければと思います、
※道路交通法での区分、要件について記載しております。


▼1.大型自動車とは

▼2.中型自動車とは

▼3.準中型自動車とは

各自動車(トラック)の要件

道路交通法による各自動車(トラック)の要件は、以下の通りになります。
要件が大きくなるにつれて、トラックのサイズも大きくなります。

大型自動車

項目 要件
車両総重量 11,000㎏以上
最大積載量 6,500㎏以上
乗車定員 30人以上

中型自動車

項目 要件
車両総重量 7,500㎏以上11,000㎏未満
最大積載量 4,500㎏以上6,500㎏未満
乗車定員 11人以上29人以下

準中型自動車

項目 要件
車両総重量 3,500㎏以上7,500㎏未満
最大積載量 2,000㎏以上4,500㎏未満

大型自動車とは

大型車とは以下の要件に1つでも該当する自動車になります。

項目 大型
車両総重量 11,000㎏以上
最大積載量 6,500㎏以上
乗車定員 30人以上

各項目の確認は、自動車検査証で行いましょう。

大型自動車 車検証

大型自動車を運転するためには、大型自動車免許が必要となります。大型自動車の標準的なサイズは、以下の通りになります。

大型免許 運転できるサイズ

大型自動車の最高全長は、12m未満となっています。

自動車学校では、全長約11mの教習車を使用する事が多いですが、当校では即戦力の安全なドライバーを養成するため全長約12m(上記画像)のトラックを使用しております。

中型自動車とは

中型自動車免許 トラック免許

中型自動車とは、以下の要件を全て満たす自動車となります。

項目 要件
車両総重量 7,500㎏以上11,000㎏未満
最大積載量 4,500㎏以上6,500㎏未満
乗車定員 11人以上29人以下

中型自動車を運転するためには、中型免許が必要になります。日本の道路を見た時に、大型自動車では通行不可となっておる道路が点在しており、郊外では中型自動車が活躍できる所が多く存在します。

又、クラブチームなどの送迎にマイクロバスを利用されてる場合があると思います。マイクロバスの多くは、乗車定員が29名以下となっているため、部活動やクラブチームの送迎用に免許を取得される方もいらっしゃいます。
※旅客運送を目的とする場合は中型二種免許が必要となります。

中型自動車の標準的なサイズは以下の通りです。

中型自動車免許 運転 サイズ

大型車と比較すると小さくなるため、操作は格段にスムーズになります。但し、那厘差・オーバーハングなど注意すべきポイントは多岐に渡ります。

中型8t限定免許とは

中型8t限定免許

平成19年6月に中型自動車免許が導入されました。これにより、平成19年5月末までに普通車免許を取得されていた方は、運転できる範囲(車両総重量など)が中型車の範囲内と重なる部分があるため、法改正に伴い「普通車免許」が「限定付きの中型車」に変更されました。

「限定付きの中型車」となるため、中型車を運転できるのではなく、一定の範囲内の中型車であれば運転が可能とされました。一定の範囲とは、以下の通りです。

中型8t限定免許で運転できる自動車

項目 要件
車両総重量 8,000㎏未満
最大積載量 5,000㎏未満
乗車定員 10人以下

上記の範囲内であれば運転が可能となるため、免許証の記載が「中型車は中型車(8t)に限る」となりました。

8t限定の中型免許をお持ちの方は、運転できない中型車が存在するため注意が必要です。
※運転前に必ず「車検証」を確認しましょう。

準中型自動車とは

準中型免許 運転

準中型自動車は、平成29年3月12日から導入された自動車になります。主に、都心部で食品、物品の集配に使用される自動車になります。18歳から運転できるため運送業界で注目されている免許になります。

項目 要件
車両総重量 7,500㎏未満
最大積載量 4,500㎏未満
乗車定員 10人以下

準中型自動車を運転するためには、準中型免許は必要になります。準中型免許は、大型免許・中型免許のように経験年数や年齢制限がないため、就職などに有利な免許となっています。

4tトラックの運転に関して

「準中型免許で4tトラックは運転できますか?」といった、ご質問を受ける事があります。
答えとしては、「基本的に難しい」となります。

理由としては、最大積載量が4tのトラックは、車両総重量が7.5t以上となる事が大半となりますので「中型免許」が必要となります。特に、保冷車など架装が施された車両は、車両総重量が重くなる傾向があります。
中には、7.5t未満の車両もあるので、運転する車両の車検証を確認して、運転するようにしましょう。

準中型5t限定とは

準中型5t限定免許

平成29年3月12日から準中型免許が導入されました。これにより、平成29年3月11日までに普通車免許を取得されていた方は、運転できる範囲(車両総重量など)が準中型車の範囲と重なる部分があるため、法改正に伴い「普通車免許」が「限定付きの準中型免許」に変更となりました。

「限定付きの準中型車」となるため、準中型車を運転できるのではなく、一定の範囲内の準中型車であれば運転が可能とされました。一定の範囲とは以下の通りです。

準中型5t限定免許で運転できる自動車

項目 要件
車両総重量 5,000㎏未満
最大積載量 3,000㎏未満
乗車定員 10人以下

上記の範囲内であれば運転が可能となるため、「準中型で運転できる準中型車は準中型(5t)に限る」となりました。

5t限定の準中型免許をお持ちの方は、運転できない準中型車があるため注意が必要です。
※運転前に必ず「車検証」を確認しましょう。

助成金・補助金について

大型免許、中型免許、準中型免許は、助成金や補助金を利用することで免許取得費用の一部を軽減することができます。詳しくは、下記リンクからご確認ください。

学校紹介

ロイヤルドライビングスクール福山は、広島県福山市にある自動車学校です。
取扱車種は、大型、中型の他に、大型二種、普通二種、牽引、大特、準中型、普通車、二輪となってます。

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