運転できるトラック免許のサイズ
更新日:2024年8月22日
2024年問題を控える中、トラック免許に大きな注目が集まっています。
道路交通法の改定により運転免許制度の細分化が進み、運転できるトラックのサイズも細分化されています。それぞれの免許種に応じて運転できるトラックを覚えていなければ、免許外運転となってしまう場合があるため、注意が必要です。
ここでは各トラックの要件(大型、中型の区分けなど)や必要な免許証について記載しております。
※道路交通法での区分、要件について記載しております
各自動車(トラック)の要件
要件が大きくなるにつれて、トラックのサイズも大きくなります。
道路交通法による各自動車(トラック)の要件は、以下の通りです。
大型自動車
項目 | 要件 |
---|---|
車両総重量 | 11,000㎏以上 |
最大積載量 | 6,500㎏以上 |
乗車定員 | 30人以上 |
中型自動車
項目 | 要件 |
---|---|
車両総重量 | 7,500㎏以上11,000㎏未満 |
最大積載量 | 4,500㎏以上6,500㎏未満 |
乗車定員 | 11人以上29人以下 |
準中型自動車
項目 | 要件 |
---|---|
車両総重量 | 3,500㎏以上7,500㎏未満 |
最大積載量 | 2,000㎏以上4,500㎏未満 |
乗車定員 | 10人以下 |
大型自動車とは
大型車とは以下の要件に1つでも該当する自動車です。
項目 | 要件 |
---|---|
車両総重量 | 11,000㎏以上 |
最大積載量 | 6,500㎏以上 |
乗車定員 | 30人以上 |
各項目の確認は、自動車検査証で行いましょう。
大型自動車を運転するためには、大型自動車免許が必要です。大型自動車の標準的なサイズは、以下の通りです。
サイズ | 要件 |
---|---|
全長 | 12m以下 |
全高 | 3.8m以下 |
全幅 | 2.5m以下 |
大型自動車の最高全長は12m以下となっています。
一般的な自動車学校では、全長約11mの教習車の使用が多いです。しかし、ロイヤルドライビングスクール福山では即戦力の安全なドライバーを養成するため、全長約12m(下記画像)のトラックを使用しております。
中型自動車とは
中型自動車とは、以下の要件を全て満たす自動車となります。
項目 | 要件 |
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車両総重量 | 7,500㎏以上11,000㎏未満 |
最大積載量 | 4,500㎏以上6,500㎏未満 |
乗車定員 | 11人以上29人以下 |
中型自動車を運転するためには、中型免許が必要です。
マイクロバスの多くは乗車定員が29名以下のため、部活動やクラブチームの送迎用に最適な免許です。
※旅客運送を目的とする場合は中型二種免許が必要となります。
中型自動車の標準的なサイズは以下の通りです。
大型車と比較すると小さいため、操作は格段にしやすくなります。ただし、内輪差・オーバーハングなど注意すべきポイントは多くあります。
中型8t限定免許とは
平成19年6月に中型自動車免許が導入されました。これにより、平成19年5月末までに普通車免許を取得されていた方は、運転できる範囲(車両総重量など)が中型車の範囲内と重なる部分があるため、法改正に伴い「普通車免許」が「限定付きの中型車」に変更されました。
「限定付きの中型車」のため、すべての中型車を運転できません。一定の範囲内の中型車であれば運転が可能です。
一定の範囲とは、以下の通りです。
中型8t限定免許で運転できる自動車
項目 | 要件 |
---|---|
車両総重量 | 8,000㎏未満 |
最大積載量 | 5,000㎏未満 |
乗車定員 | 10人以下 |
上記の範囲内であれば運転が可能となるため、免許証の記載が「中型車は中型車(8t)に限る」となりました。
8t限定の中型免許をお持ちの方は、運転できない中型車が存在するため注意が必要です。運転前に必ず「車検証」を確認しましょう。
準中型自動車とは
準中型自動車は平成29年3月12日から導入された自動車です。おもに、都心部で食品、物品の集配に使用される自動車です。18歳から運転できるため運送業界で注目されている免許です。
項目 | 要件 |
---|---|
車両総重量 | 7,500㎏未満 |
最大積載量 | 4,500㎏未満 |
乗車定員 | 10人以下 |
準中型自動車を運転するためには、準中型免許が必要です。大型免許・中型免許のように経験年数や年齢制限がないため、就職に有利な免許です。
4tトラックの運転に関して
「準中型免許で4tトラックは運転できますか?」というご質問を受ける事があります。
答えは「基本的に難しい」となります。
理由
最大積載量が4tのトラックでは、車両総重量が7.5t以上のトラックが多いことです。
その場合、中型免許が必要になります。
特に保冷車など架装が施された車両は、車両総重量が重くなる傾向があります。
トラックのなかには、7.5t未満の車両もあります。運転する車両の車検証を確認して、運転するようにしましょう。
準中型5t限定とは
平成29年3月12日から準中型免許が導入されました。これにより、平成29年3月11日までに普通車免許を取得されていた方は、運転できる範囲(車両総重量など)が準中型車の範囲と重なる部分があるため、法改正にともない「普通車免許」が「限定付きの準中型免許」に変更となりました。
「限定付きの準中型車」のため、すべての準中型車を運転できません。一定の範囲内の準中型車であれば、運転ができます。
一定の範囲とは以下の通りです。
準中型5t限定免許で運転できる自動車
項目 | 要件 |
---|---|
車両総重量 | 5,000㎏未満 |
最大積載量 | 3,000㎏未満 |
乗車定員 | 10人以下 |
上記の範囲内であれば運転ができるため、「準中型で運転できる準中型車は準中型(5t)に限る」となりました。
5t限定の準中型免許をお持ちの方は、運転できない準中型車があるので注意が必要です。運転前に必ず「車検証」を確認しましょう。
助成金・補助金について
大型免許、中型免許、準中型免許は助成金や補助金を利用すると免許取得費用の一部を軽減できます。
詳しくは下記リンクからご確認ください。
学校紹介・施設案内
ロイヤルドライビングスクール福山は、広島県福山市にある自動車学校です。
取扱車種は、大型、中型、大型二種、普通二種、牽引、大特、準中型、普通車、二輪です。
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