牽引免許の取り方
更新日:2023年10月13日
牽引免許は、非常に重宝される免許の1つです。牽引のメリットは、長尺の物を分割しないで運べる、沢山の物を1度に運べる(自動車、燃料など)など、物流業界において、なくてはならない免許です。
しかしながら、教習時間、教習内容、流れなど、知られていない事が多くあります。御入校されるお客様に「こんなに早く取れるとは思わなかった」など、驚かれることが多々あります。
ここでは、牽引免許を取得する方法、教習時間、教習内容、教習費用に加えて、牽引免許の必要性について記載しております。牽引免許をご検討中の方は、参考にして頂ければと思います。
牽引免許の取り方
牽引免許を取得する方法は、免許センターで一発試験(直接受験)する方法と、指定自動車学校を利用する方法の2種類が一般的です。又、指定自動車学校を利用して免許を取得する場合は、通学と合宿、通学合宿といった方法が利用できます。
直接受験
直接受験(一発試験)で牽引免許を取得される場合は、以下の流れになります。
1.受験の予約を行う
2.適性試験に合格する
3.技能試験に合格する
4.免許証が交付される
適性試験とは、視力及び運動機能の試験になります。
指定自動車学校を利用
指定自動車学校を利用して牽引免許を取得する場合、場内教習のみとなります。又、仮免許を取得する必要がないため、第一段階の教習を修了すると第二段階に進めるようになります。第二段階教習修了後、卒業検定に合格すると免許センターで免許証が交付されます。
指定自動車学校を通学する方法は、合宿、通学、通学合宿の3種類があります。
合宿免許の特徴
合宿免許のメリットは、集中して免許を取得するため、自動車学校に在籍する期間(免許を取得するまでの期間)が短くなります。又、ある程度費用が抑えられることです。更に、自動車学校によっては、大型免許、フォークリフト免許等と併せて免許を取得することができます。反面、合宿期間中は毎日教習が入るため、まとまった休みなどが必要になります。
通学の特徴
通学のメリットは、自宅や会社などから通えるため、日常生活を送りながら教習を進めることできる所です。自分のペースで教習が進められるため、頭を整理する時間を確保でき、復習を十分に行うことができるようになります。
通学合宿の特徴
通学合宿の特徴は、自宅や会社から通いながら短期期間で免許を取得できる事です。合宿と比較すると費用が割高になる場合がありますが、通学のメリットを生かしながら、短期間で免許取得が可能になります。
当校の場合、通学合宿を御利用であれば合宿料金と同金額になります。
※学校によっては、通学合宿を取り扱っていない場合がありますので、自動車学校にお問合せ下さい。
牽引免許の取得条件
指定自動車学校を利用して、牽引免許を取得される場合は以下のようになります。
・年齢:18歳以上
・所持免許:普通車以上
・視力:両眼0.8以上、片眼0.5以上(眼鏡可)
・深視力:3回の平均誤差が2㎝以内
・色別:赤、青、黄の色別が行える
・聴力:10mの距離で90dbの警音器が聞こえる(補聴器可)
・運動能力:運転に支障をきたす恐れのある身体障がい、病気がない
牽引免許の取得日数及び教習時間
牽引免許は、卒業検定を含めて最短6日で卒業可能です。教習時間については、以下の通りです。

技能教習の基準時間は、12時間になります。補修等になった場合は、基準時間以上になる場合があります。
適性試験とは、視力検査及び運動機能の試験となります。免許証の交付申請は、住民票のある公安委員会で行います。
牽引免許の教習内容
牽引免許は車両の特性上、大型車等と比較した場合「小回りが効きやすい」「切り離しが可能」「長尺の物体が運べる」などのメリットがあります。反面、荷台に該当する部分(以下、被牽引車)を引っ張って走行するため、後退(バック)が難しくなります。そのため、教習時間の多くを使用して後退の練習を行います。
1段階
1段階の目標は、基本操作と身に着けて基本的な走行が行えるようになることです。
教習開始直後は、発進、変速、停止の練習を行います。その後、右左折、狭路(Sコース)の通行など、内容を高度化します。それ以降は、後退の練習が主になります。
自動車学校の卒業検定では、方向変換が実施されます。そのため、後退の練習は、方向変換が出来るようになることが1つの目的となります。方向変換が行えるようになるためには、直線バックで車体の基本的な動きを掴みます。その後、少しずつ角度を付けた状態から後退して車体を真っ直ぐにする練習を行い、方向変換まで行うようにします。




2段階
2段階での目標は、「応用走行」になります。1段階で身に着けた、基本操作で路上走行を意識してコースを走行します。又、1段階から引き続き、方向変換の練習を行います。
2段階の方向変換では、技術を磨くことに加えて、安全面に配慮した運転ができるようになることを目的とします。
牽引免許の必要性
大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車などで、他の車を牽引するときは、牽引する自動車の種類に応じた免許と牽引免許が必要です。但し、セミトレーラーを除く2,000㎏未満の車(キャンピングトレーラー、ボートトレーラーなど)を牽引するときは、小型トレーラー限定免許で運転可能です。
又、次の場合に該当する場合、牽引免許は必要ありません。
・車の総重量(人や荷物をのせた状態での車全体の重さ)が750㎏以下の車を牽引するとき
・故障車をロープ、クレーンなどで牽引するとき
故障車をロープで牽引する場合は、牽引する車と故障者の間に安全な間隔(5m以内)を保ちながら、牽引ロープなどで確実につなぎ、ロープに白い布(0.3m平方以上)を付けましょう。又、故障車には、その車を運転できる免許を持っている人を乗せてハンドル、ブレーキなどを操作させる必要があります。
トラックドライバーの労働時間、移動時間を短縮するための新たな輸送方式として、中継輸送が取り入れられています。その中でも、トレーラー・トラック方式が注目されており、牽引免許の必要性が高まることが予測されます。
教習費用
普通免許をお持ちの方は、下記料金となります。

合宿免許をお考えの方
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補助金・助成金の利用
教育訓練給付金は、個人の方に向けた制度となっており、人材開発支援助成金は、企業向けの制度となっています。
ロイヤルドライビングスクール福山
ロイヤルドライビングスクール福山では、牽引免許と併せてフォークリフト運転技能講習を受講可能です。
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