牽引免許の取り方や教習時間、内容を解説!
更新日:2024年9月9日
ここでは牽引免許の教習時間、内容、費用や牽引免許の必要性について解説。
牽引免許の取得条件
指定自動車学校を利用して、牽引免許を取得される場合は以下のようになります。
- 年齢:18歳以上
- 所持免許:普通車以上
- 視力:両眼0.8以上、片眼0.5以上(眼鏡可)
- 深視力:3回の平均誤差が2㎝以内
- 色別:赤、青、黄の色別ができる
- 聴力:10mの距離で90dbの警音器が聞こえる(補聴器可)
- 運動能力:運転に支障をきたす恐れのある身体障がい、病気がない
牽引免許の取得日数や教習時間
所持免許 | 教習時間 | 最短日数 |
---|---|---|
普通車 | 12 | 6日間 |
牽引免許は卒業検定を含めて最短6日で卒業可能です。
技能教習の時間は12時間です。補修や再検定になった場合、12時間以上になる場合があります。
適性試験とは、視力検査や運動機能の試験です。免許証の交付申請は、住民票のある公安委員会で行います。
牽引免許の教習内容
牽引免許は車両の特性上、大型車などと比較した場合「小回りが効きやすい」「切り離しが可能」「長尺の物体が運べる」などのメリットがあります。反面、荷台に該当する部分(以下、被牽引車)を引っ張って走行するため、後退(バック)が難しくなります。そのため、教習時間の多くを使用して後退の練習を行います。
一段階
一段階の目標は、基本的な操作と走行が行えることです。
教習開始直後は、発進→変速→停止の練習を行います。その後、右左折や狭路(Sコース)の通行など、内容が難しくなります。それ以降は、後退の練習が主体になります。
自動車学校の卒業検定では、方向変換が実施されます。そのため、後退の練習は、方向変換が出来るようになることが1つの目的となります。方向変換が行えるようになるためには、直線バックで車体の基本的な動きをつかみます。その後、少しずつ角度を付けた状態から後退して車体を真っ直ぐにする練習を行い、方向変換まで行うようにします。
二段階
二段階での目標は「応用走行」です。一段階で身につけた、基本操作で路上走行を意識してコースを走行します。ままた、一段階から引き続き、方向変換の練習を行います。
二段階の方向変換では、技術を磨くことに加えて、安全面に配慮した運転ができるようになることを目的とします。
牽引免許の必要性
大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車などで、他の車を牽引するときは、牽引する自動車の種類に応じた免許と牽引免許が必要です。
ただし、セミトレーラーを除く2,000㎏未満の車(キャンピングトレーラー、ボートトレーラーなど)を牽引するときは、小型トレーラー限定免許で運転可能です。
故障車を牽引する場合
故障車をロープで牽引する場合は、牽引する車と故障者の間に安全な間隔(5m以内)を保ちながら、牽引ロープなどでつなぎ、ロープに白い布(0.3m平方以上)をつけましょう。
また、故障車にはその車を運転できる免許を持っている人を乗せてハンドル、ブレーキなどを操作させる必要があります。
新しい輸送方式「中継輸送」
トラックドライバーの労働時間、移動時間を短縮するための新たな輸送方式として、中継輸送が取り入れられています。その中でも、トレーラー・トラック方式が注目されており、牽引免許の必要性が高まることが予測されます。
牽引免許が必要ない場合とは
次の場合に該当する場合、牽引免許は必要ありません。
- 車の総重量(人や荷物をのせた状態での車全体の重さ)が750㎏以下の車を牽引するとき
- 故障車をロープ、クレーンなどで牽引するとき
教習の費用
普通免許をお持ちの方の通学費用は下記料金となります。
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補助金・助成金の利用
牽引免許の教習費用については、教育訓練給付金や人材開発支援助成金を利用できる場合があります。
教育訓練給付金は、個人の方向けの制度です。人材開発支援助成金は、企業向けの制度です。
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