大型自動車とは
更新日:2023年12月21日
トラック、バス、ダンプ、タンクローリーなどは、大型自動車や中型自動車などに分類されることが多いです。
道路交通法では、大型自動車や中型自動車など、それぞれの自動車を明確に区分けするために、車両総重量、最大積載量、乗車定員の範囲が以下のように定められています。
大型自動車とは
大型自動車とは、以下の要件に1つでも該当する自動車になり、運転するためには大型自動車免許(以下、大型免許)が必要になります。
項目 | 条件 |
車両総重量 | 11,000㎏以上 |
最大積載量 | 6,500㎏以上 |
乗車定員 | 30人以上 |
一般的に、「10t車」「10tトラック」「大型バス」といった言葉で表現される事が多い大型自動車ですが、詳細は上記のようになっています。
※この場合の10tとは、車両総重量を言います。
大型自動車を運転するためには、大型免許が必要になります。又、乗車定員30名以上の大型バスで旅客運送を目的とする場合は、大型二種免許が必要となります。
トラック、バス、ダンプ、タンクローリーなどの車両は、サイズ的には小さく見えても、実は大型車だったという場合があります。運転前に、自動車検査証で各項目の確認を必ず行いましょう。
牽引する場合
大型車で他の車(セミトレーラーなど)を牽引する場合、牽引免許に加えて大型免許が必要になります。特に、トレーラーヘッド等で牽引する場合、牽引車の方に牽引装置が装着されているため車両総重量、最大積載量が加えられており、車両総重量が見た目より大きくなるため注意が必要です。トレーラーヘッドを運転される前に、自動車検査証で確認をしましょう。
車検証の表記
表記 | 条件 |
乗車定員 | 車検証に記載されている乗車できる員数 |
最大積載量 | 積める荷物の最大の重さ |
車両重量 | 走行できる状態の重さ |
車両総重量 | 車両重量+乗車定員×55㎏+最大積載量 |
トラックメーカーは、車両総重量が設定された重量以下となるように車両重量、積載量を設計しています。
大型自動車は、日本の物流を支える自動車です。しかしながら、車体の大きさ、死角の多さなど運転する際に必要な知識、技術は多岐に渡ります。
近年の大型車は、運転支援システム、AT化、ドライバーの疲労軽減、仕事での使いやすさの追求など、様々な面でドライバーを支援する技術が導入されています。それに加えて、エンジンの改善により長距離での運転をスムーズに行えるように作られています。
大型免許とは
大型免許を取得するためには、下記の条件を満たす必要があります。
- 21歳以上
- 普通車以上の免許経験が通算して3年以上
- 視力:両目0.8以上 片眼0.5以上
- 深視力の平均誤差 2㎝以内
- 赤、青、黄の色別
- 聴力:10mの距離で90dbの警音器が聞こえる(補聴器含)
以上の条件を満たしておく必要があります。
受験資格特例教習
大型免許を取得するためには、年齢及び免許経験年数(普通車以上)の条件を満たしておく必要がありますが、受験資格特例講習を修了されると、年齢、免許経験年数を引き下げることが可能になりました。
つまりは、大型免許の取得条件の年齢や経験年数に達していない方であっても、受検資格特例教習を修了すると免許取得が可能となります。(受験資格特例教習を修了するだけで免許取得が可能ではなく、修了後に大型自動車の教習を修了して、卒業検定に合格する必要があります)
受験資格特例教習の詳細は、下記バナーをクリックして下さい。
教習車
当校では、多くの自動車学校が全長11mの教習車を使用する中、全長約12mの教習車を使用しています(一般的な大型車は約12m)。これは、初めから運転する可能性が高い大きさで練習することにより、早く車両の感覚を身に着けて、技術の高い安全なドライバーになっていただくことを目的としています。
大型免許を取得される理由は、仕事で必要となる方が殆どであり、免許を取得された後は、すぐに運転業務に就かれると思います。その際に、「大きさが違うから戸惑う」「感覚が違ったから接触した」など、感覚不足から業務に支障を及ぼしてはいけないと、当校では考えております。そういった想いから、全長約12mの教習車を使用しております。
1mの差は、後方の感覚などで大きな影響を及ぼす場合があります。そのため、教習中から運転することで早く感覚に慣れることができます。
教習時間
現有免許に応じて教習時間が異なりまので、ご注意ください。
現有免許 | 教習時間 | 最短 卒業日数 |
中型車MT | 14H | 7日間 |
中型8t 限定MT |
20H | 9日間 |
準中型5t 限定MT |
26H | 12日間 |
準中型 | 23H | 12日間 |
普通車MT | 30H | 13日間 |
※上記教習時間は、基準技能教習時間になります。
※AT限定免許の方は、お問合せ下さい。
※最短卒業日数は、無補修で検定を1回で合格された場合になります。
大型自動車の教習に関することは、下記ボタンをクリックして下さい。
合宿での大型免許受付中です。
入校資格
- 年齢
- 21歳以上 普通車以上の免許経験が通算して3年以上 また、3年3ヵ月以上経過していない方は、運転記録証明を提出して頂く必要がございます。(特例教習を除く)
- 視力
- 両眼で0.8以上かつ片眼0.5以上の方。深視力の差が平均2㎝以内。
※眼鏡・コンタクト使用可 - 色別
- 赤・青・黄の区別ができる方。
- 聴力
- 10mの距離で、90dbの警音器が聞こえる事(補聴器により補われた聴力を含む)
- 交通違反
- 違反のある方は事前に、「安全運転センター」に免許取得が可能であるかをご確認下さい
- 身体障害
- 軽度の障害は入校できますが、予備適性審査を必要とします。
入校に必要なもの
- 申込書
- 免許証(免許証に登録してある8桁の暗証番号が記載してあるICレシート。ICレシートをお持ちでない方は、本籍地記載の住民票が必要です。)
- 印鑑
- 写真(3㎝×2.4㎝)4枚※写真は当校でも撮れます
- 振込用紙の領収書or教習料
- 筆記用具
- 入校当日から乗車を開始される方は、靴(クロックス、サンダル、げた、ハイヒールでの教習は不可)
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