普通二種免許の取り方や教習時間、内容を解説!

普通二種免許 取り方

普通二種免許について「何となく知っているけど、詳しいことが解らない」という方が多いのではないでしょうか?
ここでは、普通二種免許の取得条件、教習時間、教習内容などについて自動車学校ならではの情報を掲載しております。

普通二種免許とは

普通二種免許とは、タクシー、ハイヤー、代行運転(随伴者の運転を除く)などの業務において、普通車を使用して「旅客運送」を目的とする場合は、普通二種免許が必要になります。

旅客運送とは「他人の需要に応じて、有償で自動車を使用して旅客を運送すること」になります。つまり「お客様を目的地に送り届けて運賃をいただく」ことになるため、一種免許と比較して、高度な運転技術と豊富な知識が必要となります。

普通二種免許の取得方法

普通二種免許を取得する方法は、免許センターで実施される技能試験を直接受験(一発試験)する方法と、指定自動車学校を利用する方法が一般的です。指定自動車学校を利用される場合、通学、合宿、通学合宿など、いくつかのプランが用意されています。

直接受験(一発試験)

免許センター(運転免許試験場)で受験する場合は、適性試験(視力検査等)、学科試験(二種用)、技能試験の順番に受験します。学科試験は、二種用となるため旅客運送に係る法令の問題が出題されます。技能試験では、路上が主となります。場内では、鋭角コースの通行、方向変換または縦列駐車等が実施されます。

技能試験合格後は、各自動車学校等で「取得時講習」を受講していただき、免許センターで取得時講習の修了証を提出すると、免許証が交付されます。

指定自動車学校を利用

指定自動車学校を利用して、普通二種免許を取得する場合、合宿、通学、通学合宿など、幾つかの方法があります。いずれの方法であっても、概ね以下のような流れになります。

  1. 入校を申込む
  2. 適性検査に合格する
  3. 第一段階の教習を修了する(学科、技能)
  4. 第二段階の教習を修了する(学科、技能)
  5. 卒業検定に合格する
  6. 免許センターで本免学科試験と適性試験に合格する
  7. 免許交付

学科試験については、二種用の試験となるため、旅客運送に関する内容の問題が出題されます。一種に関する問題も出題されるので、学科教習では十分に勉強することが必要です。

通学

通学の特徴は、自宅や会社から通うことができるため、自分のペースや仕事のペースに応じて教習を進められることです。また、自宅などでリラックスできる時間が作れるため、ストレスが少なくなります。

合宿

普通二種免許を合宿で取得される場合は、教習期間が短くなり、料金が安価に設定されている場合があるので、費用を抑えて免許取得ができます。さらに、教習を受ける間隔が短いため、スムーズに教習を進めることが可能になります。ただし、まとめて教習を受講しなければならないため、まとまった時間が必要になります。

通学合宿

普通二種免許を通学合宿で取得される場合、自宅や会社から通いながら短期間で免許取得が可能になります。自宅や会社から通えるため、普段の生活に近い形で教習を受講することができます。但し、お住いの地域によっては、遠方からの通学となるため通学時間が長くなる場合があります。

教習時間と期間(日数)

所持免許教習時間最短教習日数
普通車以上29 3日
※当校での最短教習日数は5日

※上記教習時間は基準技能教習時間
※補習、検定不合格の場合は日程が延びる場合がございます。

上記の表では最短教習日数は3日(あくまで教習内容が完了)ですが、卒業検定は4日目にあります。
当校で普通二種免許を取得される場合、最短教習日数は5日、卒業日数は6日としております。

普通二種免許の教習時間の流れ

普通二種免許を取得するための教習時間は、以下の通りです。AT限定を希望される方は、お問い合せください。

普通免許を保有の方

普通二種免許取得の流れ。入校説明、運転適性検査、二種適性検査、第一段階の学科6時間と技能3時間、第二段階の学科11時間と技能9時間、卒業検定、本免学科試験、適性試験、免許証交付
普通二種免許取得の流れ。入校説明、運転適性検査、二種適性検査、第一段階の学科6時間と技能3時間、第二段階の学科11時間と技能9時間、卒業検定、本免学科試験、適性試験、免許証交付

教習時間は学科教習17時間、技能教習12時間で合計29時間です。

普通二種免許の取得条件

普通二種免許を取得される場合は、以下の要件を満たす必要があります。

年齢21歳以上。
経験普通車以上の免許経験が通算して3年以上。
視力両眼で0.8以上かつ片眼0.5以上の方。深視力の差が2㎝以内。
※眼鏡・コンタクト使用可
色別赤・青・黄の区別ができる方。
聴力10mの距離で、90dbの警音器が聞こえる事(補聴器により補われた聴力を含む)

年齢および運転経験については、特例教習を修了された方を除きます。

特例教習で19歳から普通二種免許を取得可能

普通二種免許を取得するためには、年齢及び免許経験年数(普通車以上)の条件を満たさなければなりません。ただし、受検資格特例教習を修了された方は、その年齢と免許経験年数を引き下げることができるようになります。そのため、19歳からでも普通二種免許を取得可能になります。

普通二種免許の教習内容

普通二種免許の教習では、二種免許特有の教習内容が盛り込まれています。

技能教習

技能教習の主なポイントは「鋭角コースの通過」「旅客輸送を想定した走行」になります。

教習開始直後は、個人的な癖の修正と基本的な運転操作及び走行(合図、安全確認など)を思い出すことに、多くの方が時間を割いています。安定した運転が行えるようになると、課題走行など内容を高度化していきます。

第一段階

鋭角コースの通過

鋭角コースの通過では、車両感覚をつかみ、適切な切り返し方法によって安全に通過することが目的でう。これにより、免許取得後にさまざまな道路環境において、安全に対応できるドライバーを養成します。

普通二種免許 鋭角コース
旅客輸送を想定した走行

旅客輸送を想定した走行では、場内コースで指導員を後部座席に乗せて「旅客輸送」を想定した練習を行います。
内容は、直前合図といって「停車可能な場所に停車して下さい」「横断歩道付近で停車して下さい」など、停車場所を指示されますので駐停車禁止場所を避けて、安全な場所に停車する練習などがあります。また、指定された停止目標物にドアを合わせて停車する練習などを行います。

第二段階

第二段階では、路上コースにて「旅客輸送」を目的とした練習を行います。(指導員を後席に乗せるのは、第一段階のみ)
加えて、悪条件下での運転練習をシミュレーターで実施します。タクシー、ハイヤーなどは、天候によって運転を取りやめることは稀です。夜間、雨天、雪などの悪条件であっても安全に運転することがあるため、そういった悪条件であっても安全に運転する技術を身に着けます。

学科教習

普通二種免許の学科教習では、一種免許で学習した復習と旅客運送に必要な知識を学習します。例えば、車両に持ち込むことが出来ない物、酔客に対する対応、表示しなければならない物などを学んでいきます。

また「身体障がい者に対する対応の仕方」「応急救護」が実施されます。

応急救護、身体障がい者に対する対応の仕方では、車いすの操作方法や注意事項、目が見えない方に対する案内、お身体が不自由な方に対する対応など、実践的な練習を行います。

オンラインで学科教習ができます(当校の場合)

当校では、オンライン学科教習を導入しております。ご自宅、宿舎などインターネット環境があれば、どこでも受講可能です。これにより、学科教習のためだけに自動車学校に通う必要がないため、移動時間や費用を抑えることができるようになります。
※「身体障がい者に対する対応の仕方」及び「応急救護」は対面式となります。

教習費用

コース所持免許料金
普通二種免許AT普通車AT253,000円(税込)
※MTをご希望の方はお問い合わせください。

合宿免許(特典付き)

合宿免許(通学合宿)をお考えの方

宿泊費無料
最大2万円まで交通費支給
食費サポート

他にも追加料金サポートや駅から徒歩約4分など、ロイヤルならではの合宿を提供しております。

補助金の利用

普通二種免許の教習費用については、教育訓練給付金、または、人材開発支援助成金を利用できる場合があります。

教育訓練給付金制度

教育訓練給付金制度は、個人の方向けの制度です。

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人材開発支援助成金制度

人材開発支援助成金制度は、企業の方向けです。

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