中継輸送とは？牽引免許が必要な場合も

2024年問題により、トラックドライバーは拘束時間や移動距離の短縮が迫られています。それは物流業界の大きな課題であるドライバーの人材不足に、拍車をかける可能性があります。

そんな中、ある輸送方法に注目が集まっています。それが中継輸送です。

更新日：2023年11月30日更新

中継輸送とは

中継輸送とは、1つの運行を1人のドライバーが担うのではなく、複数のドライバーで分担して運行する方法です。
集荷と配達エリアに中継地点を設けることにより、ドライバーは集荷から配達エリアまで運行するのではなく、中継地点まで運行する形となり、日帰りでの勤務が可能となります。

中継輸送の3つの方式

中継輸送には、3つの方式があります。

トレーラー・トラクター方式

トレーラー・トラクター方式は、中継地点でトラクターだけを入れ替える方式です。トラクターの入れ替えだけで作業が終了するため、時間的メリットが大きいと考えられています。また、荷物の積み替えを行わなくて済むため、荷役スタッフも必要なく、コストを抑えることが可能です。

ただし、トレーラーを牽引する場合は牽引免許を必要とするケースが殆どになるため、中継輸送が主流となった場合、牽引免許を保有しているドライバーが多く求められる可能性があります。

荷物積み替え方式

荷物積み替え方式は、中継地点で荷物を積みかえる方式です。ドライバーはトラックを乗り換える必要がありません。しかし荷物の積み替え作業が発生するため、作業時間が長いデメリットがあります。

ドライバー交代方式

トラックを乗り換えてドライバーが交代する方式。中継地点での荷役作業は不要のため、短い時間で運行を開始できます。

中継拠点の拠点整備について

トレーラー・トラクター方式を採用して中継輸送を実施する場合、トレーラーが走行できる道路の整備、倉庫、休憩所の確保など、中継輸送の拠点整備が必要であると言われています。
現在、浜松にある「コネクトエリア浜松」では、ドライバー交代またはヘッド交換により、積荷を交換できるようになっています。これにより、東京～大阪間を泊付きの往復だったのが、浜松で交替、もしくは、ヘッド交換をすると、日帰りができるようになりました。

それだけでなく、現場のドライバーに寄り添った整備も必要になります。

牽引免許の補助金と助成金

ロイヤルドライビングスクール福山では、大型免許や牽引免許などの免許取得に対して、人材開発支援助成金や教育訓練給付金のご利用が可能です。

牽引免許について

牽引免許に関する情報は、ボタンをクリック！