普通二種免許の取り方

普通二種免許 取り方

更新日:2024年1月22日

普通二種免許について「何となく知っているけど、詳しいことが解らない」という方が多いのではないでしょうか?
ここでは、普通二種免許の取得条件、教習時間、教習内容などについて自動車学校ならではの情報を掲載しておりますので、参考にしていただければと思います。

普通二種免許とは

普通二種免許とは、タクシー、ハイヤー、代行運転(随伴者の運転を除く)などの業務において、普通車を使用して「旅客運送」を目的とする場合は、普通二種免許が必要になります。

旅客運送とは「他人の需要に応じて、有償で自動車を使用して旅客を運送すること」になります。つまり「お客様を目的地に送り届けて運賃をいただく」ことになるため、一種免許と比較して、高度な運転技術と豊富な知識が必要となります。

普通二種免許の取得方法

普通二種免許を取得する方法は、免許センターで実施される技能試験を直接受験(一発試験)する方法と、指定自動車学校を利用する方法が一般的です。指定自動車学校を利用される場合、通学、合宿、通学合宿など、幾つかのプランが用意されています。

直接受験(一発試験)

免許センター(運転免許試験場)で受験する場合は、適性試験(視力検査等)、学科試験(二種用)、技能試験の順番に受験します。学科試験は、二種用となるため旅客運送に係る法令の問題が出題されます。技能試験では、路上が主となります。場内では、鋭角コースの通行、方向変換又は縦列駐車等が実施されます。

技能試験合格後は、各自動車学校等で「取得時講習」を受講していただき、免許センターで取得時講習の修了証を提出すると、免許証が交付されます。

指定自動車学校を利用

指定自動車学校を利用して、普通二種免許を取得する場合、合宿、通学、通学合宿など、幾つかの方法があります。いずれの方法であっても、概ね以下のような流れになります。

1 入校を申込む
2 適性検査に合格する
3 第一段階の教習を修了する(学科、技能)
4 第二段階の教習を修了する(学科、技能)
5 卒業検定に合格する
7 免許センターで本免学科試験と適性試験に合格する
8 免許交付

学科試験については、二種用の試験となるため、旅客運送に関する内容の問題が出題されます。一種に関する問題も出題されるので、学科教習では十分に勉強することが必要です。

通学

通学の特徴は、自宅や会社から通える事ができるため、自分のペース、仕事のペースに応じて教習を進められることです。又、自宅などでリラックスできる時間が作れるため、ストレスが少なくなります。

合宿

二種免許を合宿で取得される場合は、教習期間が短くなる上、料金が安価に設定されている場合があるので、費用を抑えて免許取得ができます。更に、教習の間隔が短いため、スムーズに教習を進めることが可能になります。但し、まとめて教習を受講しなければならないため、まとまった時間が必要になります。

通学合宿

二種免許を通学合宿で取得される場合、自宅や会社から通いながら短期間で免許取得が可能になります。自宅や会社から通えるため、普段の生活に近い形で教習を受講することができます。但し、お住いの地域によっては、遠方からの通学となるため通学時間が長くなる場合があります。

普通二種免許の取得条件

普通二種免許を取得される場合は、以下の要件を満たす必要があります。

  • 年齢:満21歳以上
  • 経験:大型、中型、準中型、大特、普通車の何れかの免許経験が3年以上(停止期間を除く)
  • 視力:両眼0.8以上 片眼0.5以上(コンタクト等可)
  • 深視力:平均誤差が2㎝以下
  • 色別:青、赤、黄色の色別ができる
  • 学力:一般的な日本語の読み書きができ、内容を理解できる
  • 聴力:10mの距離で90dbの警音器の音が聞こえる(補聴器可)
  • 身体:自動車の運転に支障を及ぼす身体障害がない(予備検査が必要な場合があります)

年齢及び運転経験については、特例教習を修了された方を除きます。

受験資格特例教習

普通二種免許を取得するためには、年齢及び免許経験年数(普通車以上)の条件を満たさなければなりません。但し、受検資格特例教習を修了された方は、その年齢と免許経験年数を引き下げることができるようになります。

特例教習の詳細は、下記バナーをクリックして下さい。

普通二種免許 特例教習

教習時間

普通二種免許の教習時間は、保有されている免許によって異なります。
保有免許ごとの普通二種免許に係る教習時間は、以下の通りです。AT限定を希望される方は、お問合せ下さい。

大型、中型(8t限定含)、準中型(5t限定含)、準中型免許を保有の方

普通二種免許 教習時間 大型免許あり

教習時間:学科19H 技能18H※
※技能教習時間は、補修等がなかった場合になります。

※AT限定免許保有の方は、1段階の教習時間が12時間になります。

普通免許を保有の方

普通二種免許 教習時間 普通車免許あり

教習時間:学科19H 技能21H※
※技能教習時間は、補修等がなかった場合になります。

※AT限定の方は、1段階の技能教習が12時間になります。

教習費用

普通免許保有の方

普通二種免許料金 ロイヤルドライビングスクール福山

合宿をお考えの方

二種免許を合宿、通合宿でお考えの方は下記ボタンをクリックして下さい。

教習内容

普通二種免許の教習では、二種免許特有の教習内容が盛り込まれています。

技能教習

技能教習の主なポイントは「鋭角コースの通過」「旅客輸送を想定した走行」になります。

教習開始直後は、個人的な癖の修正と基本的な運転操作及び走行(合図、安全確認など)を思い出すことに、多くの方が時間を割いています。安定した運転が行えるようになると、課題走行など内容を高度化していきます。

鋭角コースの通過では、車両感覚を掴んで、適切な切り返し方法によって安全に通過することが目的となります。これにより、免許取得後に様々な道路環境において安全に対応できるドライバーを養成します。

普通二種免許 鋭角コース

旅客輸送を想定した走行では、場内コースで指導員を後部座席に乗せて「旅客輸送」を想定した練習を行います。
内容としては、直前合図といって「停車可能な場所に停車して下さい」「横断歩道付近で停車して下さい」など、停車場所を指示されますので駐停車禁止場所を避けて、安全な場所に停車する練習などがあります。又、指定された停止目標物にドアを合わせて停車する練習などを行います。

2段階では、路上コースにて「旅客輸送」を目的とした練習を行います。(指導員を後席に乗せるのは、1段階のみ)
加えて、悪条件下での運転練習をシミュレーターで実施します。タクシー、ハイヤーなどは、天候によって運転を取りやめることは稀です。夜間、雨天、雪などの悪条件であっても安全に運転することがあるため、そういった悪条件であっても安全に運転する技術を身に着けます。

学科教習

普通二種免許の学科教習では、一種免許で学習した復習と旅客運送に必要な知識を学習します。例えば、車両に持ち込むことが出来ない物、酔客に対する対応、表示しなければならない物などを学んでいきます。

また「身体障がい者に対する対応の仕方」「応急救護」が実施されます。

応急救護、身体障がい者に対する対応の仕方では、車いすの操作方法や注意事項、目が見えない方に対する案内、お身体が不自由な方に対する対応など、実践的な練習を行います。

取得期間

普通二種免許の取得期間は、保有免許によりますが最短7日~8日で卒業可能※です。
最短でのご卒業を考えた場合、移動時間を含めて多くの時間を自動車学校で過ごす形になります。そのため、纏まった時間を確保する必要があります。

※最短でのご卒業は、季節によって変動する場合がございます。
※補習、検定不合格の場合は日程が延びる場合がございます。

ロイヤルの場合

当校では、オンライン学科を実施しておりますので、ご自宅、宿舎などインターネット環境があれば、どこでも受講可能です。これにより、学科教習のためだけに自動車学校に赴く必要がないため、移動に費やす時間、費用を抑えることができるようになります。
※「身体障がい者に対する対応の仕方」及び「応急救護」は対面式となります。

最短日程の例

最短でご卒業される場合の日程は、下図のようになります。

普通二種 日程

1日目は、乗車以外に入校式及び適性検査を実施します。

※受講教習時刻は一例となります。
※空いている時間を利用して学科教習を受講して下さい。
※1段階の技能教習が修了するまでに、1段階の学科教習を修了して下さい。

ロイヤル福山

ロイヤルドライビングスクール福山では、「合宿」「通学」「通学合宿」の3プランで受付中です。

※合宿、通学合宿を御利用できるエリアは、住民票が福山市、尾道市、三原市、府中市以外の方になります。

ロイヤルドライビングスクールをもっと知ってほしい
Pagetop