普通自動車免許とは?

普通自動車免許(以下、普通車免許)は、普通車を運転するために必要な免許です。ここでは普通車免許とはどんなものなのか、基本的なことを分かりやすく説明しています。
正式名称と種類
普通車には第一種と第二種がある
第一種免許
正式名称は「普通自動車第一種運転免許」です。履歴書などに書くときはこの表記ですね。
自動車を公道で走行するために必要です。
第ニ種免許
正式名称は「普通自動車第ニ種運転免許」です。
仕事でお客さんを運ぶ(バスやタクシーなど)ために必要な免許です。第二種免許を取得するには、第一種免許の取得から3年以上の運転経歴が必要で、試験に合格できれば取得することができます。
普通車免許の必要性
普通車免許は国家資格のため、いろいろなところで使えます。
移動の自由や送迎
決められた通路ではなく、自由に好きな場所に行けます。また、病気のときや習い事など、子どもや家族の送迎に使えます。
仕事の幅が広がる
運転免許が必要な仕事はたくさんあります。たとえば営業や配送など。また社内のちょっとした荷物を運ぶときにも便利です。
身分証明書として
国家資格のため使える場面は多いです。たとえば電子マネーの本人確認、銀行口座やクレジットカードの作成や、市役所での手続き、買取サービス(物を売る)の利用など。
普通車免許で乗れる車
2007年と2017年に新しい免許区分が追加されたため、普通車免許で運転できる車は取得時期によって違います。
2007年6月1日より前に取得した場合
- 普通自動車
- 原動機付自転車
- 小型特殊自動車
- トラック(車両総重量8t未満、最大積載量5t未満)
2007年6月1日より前に取得した普通車免許では、車両総重量8t未満、最大積載量5t未満までの車が運転でき、免許証に「中型車は中型車(8t)に限る」と書かれています。
2007年6月2日~2017年3月11日に取得した場合
- 普通自動車
- 原動機付自転車
- 小型特殊自動車
- トラック(車両総重量5t未満、最大積載量3t未満)
この期間に取得した普通車免許では、車両総重量5t未満、最大積載量3t未満までの車が運転でき、免許証に「凖中型車は凖中型車(5t)に限る」と書かれています。
2017年3月12日以降に取得した場合
- 普通自動車
- 原動機付自転車
- 小型特殊自動車
- トラック(車両総重量3.5t未満、最大積載量2t未満)
2017年3月12日以降に取得した普通車免許では、車両総重量3.5t未満、最大積載量2t未満までの車が運転できます。
普通車免許の取得方法
教習所に通う2種類の方法とメリット
教習所は大きく分けて2種類で「指定自動車教習所」と「届出自動車教習所」があります。
通うメリットがそれぞれ違うので、自分が通う教習所がどちらか確認しておきましょう。
指定自動車教習所とは
公安委員会が定めた基準を満たし、指定された自動車教習所です。公認教習所とも呼ばれます。
メリット | ・慣れたコースで技能試験を受けられる ・卒業すると技能試験が免除される |
デメリット | ・1日に受ける教習時間の制限 |
届出自動車教習所とは
公安委員会に届出をして法的に認められた自動車教習所です。非公認教習所とも呼ばれます。
メリット | ・学科教習が必須ではない ・1日に受ける教習時間が無制限 |
デメリット | ・技能試験の免除なし ・慣れないコースでの技能試験 ・本試験に不合格になると再受験料や手数料がかかる |
一発試験とは
一発試験とは、教習所に通わずに試験場で適性検査、学科試験、技能試験にすべて合格することで普通車免許を取得する方法です。この試験は最短7日で免許を取得できますが、初心者の方が一度で合格するのは難しいでしょう。また、試験に落ちれば、その費用を負担することになります。
普通車免許の合宿費用
普通車免許の合宿費用は下のリンクからご確認ください。
普通車免許のAT限定とMTの違い
AT(オートマ)限定
操作が簡単
ペダルが2つしかなく、ギアも自動で変化するため、マニュアルに比べて操作が簡単です。
教習時間も短く、費用が安い
マニュアルに比べて教習時間が短いため、費用が安くなります。
マニュアル車が運転できない
就職先で使う車がマニュアル車の場合は運転できません。
MT(マニュアル)
操作が複雑
ペダルが3つあり、速度や環境に合わせてギアも自分で変更する必要があるため、オートマに比べて操作が複雑になります。
教習時間が長く、費用が高い
マニュアルに比べて教習時間が長いため、費用が高くなります。
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