大型特殊自動車免許とは

大型特殊自動車免許(以下、大型特殊免許)は 全長12m以下×全幅2.5m以下×全高3.8m以下の車(ホイールローダー、移動式クレーン) など、仕事で使う特殊な車を一般道路で運転するために必要な免許です。

大型特殊免許の正式名称

正式名称は「大型特殊自動車第一種免許」です。履歴書などに書くときはこの表記ですね。
大型特殊免許には第二種もありますが、日本で第二種を使う場面がほぼありません。

大型特殊免許で運転できる車の種類

大型特殊免許で運転できる車は、大型特殊自動車、小型特殊自動車、原動付自転車(原付)です。大型特殊免許は、あくまで一般道路で運転できる免許です。特殊な車(クレーン車など)の作業にはそれぞれ必要となる免許や資格があります。注意しましょう。

大型特殊免許で運転できるおもな車は以下のとおりです。

土木工事や建設現場

  • ホイールローダー
  • 移動式クレーン
  • ロードローラーなど

農業

  • トラクター
  • コンバインなど

その他

  • 除雪車
  • 路面清掃車など

大型特殊免許の必要性とメリット

特定の業種や業務での運転に必要であり、その取得にはいくつかのメリットがあります。

専門的な仕事に

土木工事や建設現場で使用される重機や特殊な車(クレーン車やホイールローダーなど)を運転するために。

仕事の幅が広がる

この免許を持つことで建設業や公共サービスなどの専門職の道が開かれます。

対応力のある人材に

さまざまな車を運転できるため、現場でのいろいろなニーズに対応できます。

大型特殊免許の取得方法

指定教習所で大型特殊免許を取得します。普通車免許を持っている方は、技能教習6時間、最短4日間で卒業できます。
一発試験と呼ばれる運転免許試験場で直接取る方法がありますが、建設現場や土木工事など危険な場面が想定される免許です。安全面を考えると、おすすめはできません。

大型特殊免許の費用

ロイヤルドライビングスクール福山の場合の費用を掲載しております。

通学の場合

コース所持免許料金
大型特殊普通MT120,000円(税込)

合宿の場合

宿泊費無料
最大2万円まで交通費支給
食費サポート

大型免許と牽引免許と大型特殊免許のセットプランもございます。
他にも追加料金サポートや駅から徒歩約4分など、ロイヤルならではの合宿を提供しております。

大型特殊免許を取得するための条件

年齢18歳以上。
視力両眼で0.7以上かつ片眼0.3以上の方。
※眼鏡・コンタクト使用可
色別赤・青・黄の区別ができる方。
聴力10mの距離で、90dbの警音器が聞こえる事(補聴器により補われた聴力を含む)
身体障害軽度の障害は入校できますが、予備適性審査を必要とします。

大型特殊免許の運転に関する注意点

大型特殊免許は特殊な車を一般道路で走るための免許

大型特殊免許はあくまで一般道路で走るための免許です。たとえば工事現場でクレーン車の作業した後、そのまま別の場所へ向かうために一般道路を使う場合には、大型特殊免許が必要です。

そして、特殊な車で作業するには、それぞれ必要な免許や資格が必要です。たとえば一緒に取っておいた方がよい免許や講習として、移動式クレーン運転士免許やフォークリフト運転技能講習などがあります。

大型特殊免許では普通車は運転できません

大型特殊免許を持っていても、普通車を運転するには普通車免許が必要です。また、普通車免許を持っていない方の教習をする自動車学校は多くありません。

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