大型免許取得に必要な深視力検査の詳細

深視力検査

大型免許を取得するために必要な深視力検査。ここでは深視力についてや、合格基準、準備と対策などの説明をしていきます。

大型免許取得に必要な深視力検査とは

深視力検査とは、物を立体的に見る力や遠近感が正常かを検査するものです。

深視力検査の重要性

安全な車間距離の維持

深視力は、目の前の物体までの距離を正確に測る能力です。この能力がないと、前方の車との車間距離を維持することが難しく、追突のリスクがあがります。

正確な速度調整

深視力が優れていると、ほかの車や障害物との距離を正確に判断でき、適切な速さでの運転ができます。とくに高速道路や混雑した街中での運転で重要です。

安全な車線変更と駐車

深視力が必要な状況は、車線変更にほかの車との距離を把握する必要や、駐車時にまわりの障害物やほかの車との距離を判断することが求められます。

大型免許取得のための条件

年齢21歳以上。普通車以上の免許経験が通算して3年以上。また、3年3ヵ月以上経過していない方は、運転記録証明の提出。特例教習を修了された場合を除く。
視力両眼で0.8以上かつ片眼0.5以上の方。深視力の差が2㎝以内。
※眼鏡・コンタクト使用可
色別赤・青・黄の区別ができる方。
聴力10mの距離で、90dbの警音器が聞こえる事(補聴器により補われた聴力を含む)

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深視力検査の合格基準

三棹(さんかん)法の奥行知覚検査器により2.5メートルの距離で3回検査し、その平均誤差が2センチメートル以下であること。

深視力検査の内容と方法

深視力検査の測定方法

奥行知覚検査器

のぞき込んだ検査機の2.5メートル先に3本の棒があります。下の画像のように、この3本の真ん中の棒だけが前後にくり返し移動をします。

3本の棒が横一列にそろったところでストップボタン(画像の赤丸)で真ん中の棒の動きを止めます。その誤差が一直線の位置から前後2センチ以内が合格範囲です。3回の平均誤差2センチメートル以下であれば合格です。

深視力検査の準備と対策

深視力検査に合格するためには、どういう見えかたが合格なのか事前に知っておくことが必要です。

合格の場合の見えかた

①真ん中が少しだけ細く見える場合、真ん中の棒は奥にある。②3本とも同じ太さに見える場合、3本ともそろっている。③真ん中が少しだけ太く見える場合、真ん中の棒は前にある。

②番のように3本とも同じ太さに見えたら合格範囲内です。
実際の検査でもこの状態を思い出して、合格を目指しましょう。

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