安全運転講習項目
座学
「社用車を使用する=会社の看板を背負う」
導入として、新入社員の方に対しては、社用車を使用する責任の重さと自覚を促します。事故者の方に対しては、事故1件の損失について考えて頂きます。損失も”金額”だけでなく”事故処理の掛かる時間、コスト”から”未来の顧客”まで考えて頂きます。
主な内容として、交通事故の7割は、「出会い頭事故」と「追突事故」に分類されると言われています。その理由は、人間の「心理」に大きく関わりがあります。
”先急ぎ”という言葉をご存じでしょうか?黄色信号で、無意識にアクセルを踏んでしまった事がありませんか?それが先急ぎです。無意識に先を急ぐ傾向が人間にはあるため、出会い頭、追突事故を起こしやすくなっていると言われています。
先急ぎと交通事故の密接な関りから具体的対策の構築まで行います。
実技
交通事故を起こしやすい方は、何らかの特徴を持っています。特徴とは、「技術」と「心理」です。
技術では、「ブレーキのタイミング」「走行位置」「確認の時機」「合図の時機」等になります。こういった、技術に関する指導は、運転中の随時指導で改善を促します。
心理では、「右折のタイミング」「車間距離」「歩行者、自転車に対する対応」等になります。心理面は、運転の随時指導では改善が難しいため、ドライブレコーダーで録画した内容を振り返りながら、納得して頂き改善を促します。
危険予測
交通事故を、起こさないためには「危険を予測」して未然に防ぐ事が必要です。
危険予測とは、”公園からボールが出てくると子供が出てくる”といったアレです。そういった危険予測は、何十種類も存在します。この危険予測を10種類~15種類程度、シミュレーターを使用して実体験して頂きます。
実技では、危険予測を体験できる場面が必ず出てくるわけではありません。しかし、シミュレーターを使用すれば、必ず危険場面を体験する事ができます。更には、リプレイ機能、他者目線機能を使用して、危険を回避する方法を理解してもらいます。
適性検査
運転適性検査は、心理検査の一種で運転に影響を与えやすい個人の特性を、科学的に測定・分類するものとなります。
適性検査では、「運動機能」「健康度・成熟度」「性格特性」「運転マナー」の4つの観点から、大きく4つの運転タイプと88の性格パターンに分類して、受講生の安全運転に関する適性を総合的に診断します。
①安全運転タイプ
比較的安全に運転する事ができる方です
②もらい事故傾向タイプ
安全に運転できる可能性は高いですが、運転操作のもたつきから事故に巻き込まれやすい方です
③重大事故傾向タイプ
運転操作は比較的器用にこなせますが、安全を軽視して大きな事故を起こしやすい方です
④事故違反多発傾向タイプ
事故を起こす可能性が高いタイプの方です
検査結果は、可能性を示すものであって必ずそうなるという訳ではありません。今後、事故に繋がりやすい傾向を見出して、安全に運転する方法を具体的にするためのツールとして使用致します。
※OD式安全性テストは、(株)電脳の商品です
診断書
診断書は、受講生用と管理者用を発行致します
駐車
駐車場での接触事故は、多く発生しています。安全運転講習を受講されるお客様の中でも、駐車場での接触事故を経験された方は、数多くいらっしゃいます。
その声を踏まえて、安全運転講習では実際の駐車場を使用して駐車の練習を行います。駐車中の安全確認場所と時機、安全な速度からゆとりある駐車の方法までアドバイスを行います
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日常点検
毎日のように行われている日常点検ですが、点検者によって差異が生じたり、知識不足から故障等に繋がりかねない状況でもそのままになっていませんか?
日常点検の項目では、必ず点検しておくべき箇所、点検方法を具体的に説明します。また、受講生に自ら点検していただき確かな知識を植え付けます。
お問合せ
「社内免許制度を構築したい」「安全運転を教育できる社員を養成したい」「効果的なプログラムの提案をしてほしい」等、お気軽にご相談下さい。