大型自動二輪

大型自動二輪とは?
大型二輪とは、排気量が400㏄を超える或いは、定格出力が20KWを超えるバイクになります。国内で排気量400㏄を超えるバイクは、600㏄、750㏄、900㏄、1000㏄など、様々な排気量のバイクがラインナップされています。
更に、大型二輪と言えばオートマが話題となっています。これまで、オートマであればスクータータイプが主流でしたが、技術革新によりオートマなのにスポーツ走行が可能な「オートマチック・スポーツバイク」が増えています。
技術革新といえば、車両に使用される素材も変化しており、バイクの重量も非常に軽くなりました。軽くなった事で、操作の負担が減り、バランスも取りやすくなっているので、昔に比べると乗りやすくなっています。
車体の変化
車重などの変化を見るために、教習車のNC750(大型二輪)とCB400(普通二輪)を比較してみました。
NC750 | CB400 | |
車両重量 | 210kg | 195kg |
全長 | 2190mm | 2050mm |
全幅 | 780mm | 750mm |
表にもあるように、最近の大型二輪は軽くなっており普通二輪との重量差は、僅か15㎏となっています。以前の教習車であれば50㎏近くの重量差があったため、バイクの取り回し・センタースタンド掛け・引き起こし等を行う場合は、力が必要でした。しかし、現在の教習車は、力があまり必要ではなくなったため、引き起こしなども容易にできるようになりました。
走行では、軽くなった事でバランスが取りやすくなり、低速時も安定した走行が可能です。加えて、バンク(車体を傾ける)させやすくなったので、旋回性も向上しています。
バイクの進化によって様々な性能が向上しており、免許取得も以前に比べてスムーズになりました。そのため、大型二輪免許を取得される方も、女性の方、40代~50代の方が増加しており、老若男女問わず多くの方に御入校いただいています。
以前は、「大型二輪は難しかった」「大型二輪免許を取るのはしんどい」と、言われる事もありましたが、今では「思ったより、扱いやすいですね」「軽くて乗りやすい」等、前向きな発言をよく拝聴します。それ位、免許を取得するハードルは下がっています。
大型二輪免許は夢ではなくなっています。
最近では、「リターンライダー」という言葉もでるくらい、10年以上普通二輪を運転してない方が、大型自動二輪免許取得にチャレンジされています。
必要な免許
大型自動二輪車を運転する場合は、大型二輪免許が必要です。1947年に「二輪免許」が新設されましたが、1975年~1996年までの間は、指定自動車学校で大型二輪免許の教習は行われておらず、大型二輪免許を取得するためには、運転免許試験場(免許センター)で、技能試験を直接受験するしかありませんでした。1996年から指定自動車学校で大型二輪免許の教習が開始されました。現在では、指定自動車学校で大型二輪免許を取得する方が、一般的となっています。
大型二輪免許を取得すると、排気量を問わず全てのバイクを運転する事ができます。ナナハンと呼ばれる750㏄から、1000㏄のリッターバイク、それ以上の排気量のバイクを運転する事も可能です。当校では、卒業生が年々増加中であり、40代~50代のリターンライダーの方から女性の方も増えています。
大型二輪免許には、MTとAT(オートマ)限定があります。AT限定免許は、排気量の制限もありましたが、現在では制限が撤廃されて無制限となっています。
これによりATといえば、スクータータイプが主流でしたが、各バイクメーカーの技術アップにより、見た目はMTさながらで中身はATといった「オートマチック・スポーツバイク」が販売されるようになりました。
取得可能年齢は、普通二輪免許は16歳から免許取得可能ですが、大型二輪免許は18歳から免許取得可能です。

必要な技術
二輪車の運転操作で重要な操作と言えば?と、質問すると「ブレーキ操作」「アクセルワーク」「体重移動」「ステップワーク」等、様々な意見がでてきます。
ただ、免許取得直後に限定すると、「クラッチ操作」になります。Uターン、渋滞、段差乗り上げ、駐輪、離合時等、クラッチ操作が必要な場面は点在しています。排気量が上がる分、クラッチ操作が雑になると暴走する恐れがあります。クラッチ操作に余裕があれば、上記のような状況でも ”ゆとり” を持って対処する事ができます。その為、大型自動二輪免許の教習には、クラッチ操作を向上させるために、クランク、一本橋、波状路の課題走行が教習内容に組み込まれています。
課題走行は、以前の教習車であれば苦戦を強いられる方が多くいらっしゃいましたが、現在の教習車ではスムーズに進めらる方が、多くなっています。
免許の取り方
ツーリング
見出しにもありますが、大型二輪免許といえばツーリングです。普通二輪は、軽くて扱いやすいですが、高速走行時は不安定になる事もあります。そのため、大型二輪に比べて疲れやすい面があります。
大型二輪は、重いので力が必要そうに見えますが、走り始めると重さも感じにくいのでロングツーリングでも疲労は少なくて済みます。加えて、最近の大型二輪は非常に扱いやすくできているため、操作に対するストレスも少ないと思います。
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