普通車免許を取得できる期間ってどの位?
更新日:2025年4月10日
運転免許証の中で多くの方が取得されている普通車免許ですが、この普通車免許を取得できるまでの期間は、どの位かかるのでしょうか?
ここでは、指定自動車学校を利用した場合の一般的な普通車免許取得を例として、それよりも早くなる場合、遅くなる場合の要因を紹介しておりますので、ご自身が期間を割り出す参考にしていただければと思います。
一般的な期間
一般的に、普通車免許を取得する期間は、早い方で約1ヶ月~2ヶ月、遅い方で4ヶ月~5ヶ月と言われています。平均的に3ヶ月となり、当校の卒業生も同様となっています。
但し、この期間については、様々な要因が存在します。そのため、1ヶ月以内で取得できる方、5ヶ月以上で取得する方がいらっしゃいます。
以下で要因について記載していますので、ご自身の取得期間を割り出していただければと思います。
注意として、自動車学校を卒業された後に免許センターで学科試験等に合格して免許取得なります。自動車学校を卒業されて、免許センターに行かれる期間が長くなると、免許取得期間が長くなります。
来校頻度で期間が変わる
お客様が自動車学校にご来校できる頻度によって、免許を取得できるまでの期間が大きく異なります。
一例として、週3回のご来校であれば、約1ヶ月で取得が可能となります。ここを基準として考えていただくと、週3回以上のご来校であれば、1ヶ月以内となります。週3回以下であれば、1ヶ月以上となります。

合宿と通学で期間が変わる
自動車学校を選択する場合、合宿と通学の2種類に分けることができます。
合宿とは、自動車学校が用意する宿舎に宿泊しながら最短で卒業を目指します。技能教習(運転)で補修がなく、技能検定で不合格にならなければ、約14日(AT)で卒業が可能です。(MTは約17日)
通学とは、自宅などから自動車学校に通いながら、卒業を目指します。この場合、上記にも記載した来校頻度によって期間が異なります。
通学コースで期間が変わる
自動車学校によって異なりますが、通学で通いたい方に向けて、様々なコース(プラン)を用意されています。
ネーミングは、自動車学校によって変わりますが、以下のようなコースを用意されています。
短期コース
短期コースとは、名前通りで短期間で卒業を目指すコースになります。合宿同様の期間で卒業が可能となります。
このコースのメリットは、入校日と卒業日が予め決められているため、お客様の月間予定が立てやすいことです。そのため、夏休みや春休みなど、まとまった休日が取れる期間で、入校される方が多くいらっしゃいます。
オーダーコース
オーダーコースとは、自動車学校がお客様のスケジュールに合わせて、技能予約を取得するコースです。このコースの場合、卒業までに有する期間は、お客様が自動車学校に通える頻度によって異なります。
このコースのメリットは、自動車学校を最優先にした生活を送らないですむことです。
自動車学校で技能教習を受講する場合、技能予約が必要となります。そのため、予約を取得するために、予約取得ができる時間に合わせて予約サイトにアクセスする必要があります。更に、人気のある時間帯や混み合う時期などは、予約取得が難しくなるため、卒業までの期間が長くなる場合もあります。
オーダーコースでは予約を取得してくれるため、予約取得に時間を割かれることなく、お客様のスケジュールに合わせて取得されている技能教習を受講するだけになります。
学校、仕事、アルバイト、プライベートなど、スケジュールが埋まっている方でも免許取得が可能であることから、学生から社会人の方まで幅広い職種の方が利用されています。
レギュラーコース
レギュラーコースとは、お客様自身で技能予約を取得して卒業を目指すコースです。上記2コースと比較して、サービスが乏しいコースとなりますが、料金がリーズナブルに設定されていることが多いコースになります。
このコースのメリットは、自由な所です。技能予約を取得されることがないため、お客様のペースに合わせて通学が可能です。スケジュールを立てにくいため、時間が空いた時に通いたい方にオススメです。
車種で期間が変わる
車種とは、ATとMTになります。自動車学校に入校される場合、この車種の選択が必要になります。
上記説明の中で、ATとMTによって卒業までの期間が違っていたと思います。それは、ATとMTで教習時間が異なるためです。
教習時間は、以下のようになります。

※記載されている時間は、無補修等であった場合の時間になります
MT(新)とMT(旧)の違いは、カリキュラムの違いとなります。
MT(新)の場合は、AT車の教習が修了後(1段階:12h、2段階19h)にMT車の教習(4h)を実施します。MT車の教習が修了後、AT車の卒業検定及びMT車の卒業検定を実施します。
各自動車学校によって、新カリキュラムと旧カリキュラムのいずれか、若しくは、AT限定解除をセットにしたカリキュラムで教習を実施されていますので、自動車学校のHP等でご確認ください。
現有免許によって期間が変わる
二輪免許を保有されている方は、教習時間が2h短くなるため、免許を保有されていない方(原付免許保有含む)と比較して、卒業までの期間が短くなります。
学科教習で期間が変わる
自動車学校の教習には、技能教習と学科教習があります。
学科教習の実施方法は、オンラインと座学となっています。(自動車学校によって異なります)
オンラインで学科教習を受講する場合、オンデマンド型が大半となっています。オンデマンド型は、お手持ちのスマホ、PC、タブレットなどで、自動車学校がアップしている学科教習動画で受講します。
座学で受講する場合は、自動車学校が予め実施する学科教習を作成していますので、その実施される時間に合わせて、自動車学校で受講します。つまり、高校や大学で授業を受講する形と同一になります。
オンラインの場合、インターネット環境が整っている場所であれば、受講することができるため、自宅などで効率的に受講するとスムーズに学科教習を修了することができます。
座学では、予め実施を予定している学科教習がスケジュール的に受講できない場合、次の実施予定まで待たなければならないため、卒業までの期間が長くなってしまいます。

営業時間で期間が変わる
自動車学校では、時間割(営業時間)が決められています。そのため、営業時間が長い自動車であれば、朝早くから夜遅くまで教習を実施しているため、学校や仕事帰りに教習を受講することができます。
注意事項
上記で記載している期間については、教習が無補修であり検定と学科試験を1回で合格された場合としています。
自動車学校を卒業されても免許証は交付(取得)されません。卒業後、免許センターで学科試験等に合格されると免許証が交付(取得)されます。