指導員に聞きました!「バイク教習は夏と冬のどっちがいい?」
バイク免許を取得する際のポイントの1つに「季節」があると思います。
「冬は寒いからやめておこう」「夏は暑いからしんどそう」など、季節が免許取得のモチベーションに大きく影響を与えることがあります。
そこで、年中バイクを教習で運転している、当校の指導員に「自身がバイク教習をするのは、夏と冬のどちらがいい?」かアンケートを取ってみました。季節で免許取得に悩んでいる方は、参考にしていただければと思います。
アンケート結果

解答数:32名
冬がいい:23名
夏がいい:9名
結果は、冬が72.4%で夏が27.6%となり、冬が良いと答えた指導員が7割を超える結果になりました。
指導員の大半は、冬が良いと答えていますが、なぜ冬がいいのでしょうか?
冬が良いと答えた理由
冬が良いと答えた理由は以下の通りです。
- ・暑いのは、体力的に厳しいため
- ・寒さは、厚着で解決できる
- ・寒いのは、ネックウォーマーやカイロなど対策しやすい
- ・汗をかかずにすむから
- ・汗をかかないから、道具のケアがしやすい
- ・お客様に熱中症などの恐れが少ないため
- ・夏場は、気温が以前と比べて高くなっており、プロテクターなどを装着すると体力の消耗が激しい
- ・バイクは運転中に暖かくなるから
上記のような意見が出ました。
冬のバイク免許免許取得意欲を下げてしまうのが「寒さ」です。
しかし、寒さに関しては、服装やアイテムで解決を図ることができます。
例えば、アウターです、バイク専用のアウターは、風を遮断してくれるため体温が保たれやすくなります。バイク専用でなくても、暖かいくて軽いアウターが販売されています。教習中の間は、専用の物でなくても充分に寒さを凌ぐことができると思います。
また、バイクの教習は運動的な要素が含まれるため、体温が上がりやすいので教習中に暖かくなる場合が多いです。
汗に関する意見がありますが、こちらは女性に多い意見になります。夏は、長袖に長ズボンを着用してヘルメットを被るため、必然的に汗をかきやすい状態になります。そのため、服だけでなく化粧にも気を使う必要が出てきます。
反対に冬であれば、汗に関して心配する必要が少ないだけでなく、日焼けの心配も少なくなります。
「冬は寒いから、しんどそう」と、思われやすいですが、冬には冬特有のメリットがあります。
夏が良いと答えた理由
夏が良いと答えた理由は以下の通りです。
- ・暑いけど、走行中は風があたれば何とかなるから
- ・暑い方が好きで、充実感があるから
- ・夏は動きやすいから
- ・寒いと、操作しにくいことがある
- ・雪が降ると危険であるため
上記のような意見が出ました。
夏のバイク免許取得意欲を下げてしまう要因が「暑さ」になります。
教習に関しては、服装などで暑さを解決をすることは難しいです。そのため、教習を受ける時間などに工夫が必要になります。例えば、2時間連続の教習を避けたり、教習を受ける時間帯を朝や夜にすると効果的です。
また、夏は熱中症などのリスクがあるため、体調管理が重要となります。ご自身の体調と照らし合わせながら教習を進めることをオススメしています。
動きやすい意見がありますが、夏は冬に比べて体をスムーズに動かしやすくなります。但し、日中の時間は、暑さで体力を消耗してしまい、体が重く感じてしまうことがあるため注意が必要です。
最後に
夏と冬でくらべると、冬が良いという結果になりましたが、勿論、春や秋の方が良いことが言うまでもありません。ただ、夏や冬など環境の悪いときに教習を受けると、環境の悪さに耐性が付くため、バイクの運転が億劫になりにくくなります。
バイクの運転は、季節の影響を受けやすいため、ちょっとした気温の変化に敏感になります。そのため、暑くなったり寒くなったりすると、運転自体が億劫になる場合があります。
暑さや寒さには個人差があるため、必ずしも上記のことが皆様に当てはまるとは言えないと思います。ただ「冬はしんどい」という訳ではなく、解決方法があること、冬のメリットを感じていただければと思います。