広島で免許を取るなら、公認自動車学校 ロイヤルドライビングスクールへ

交通事故を防止するために

交通事故には、様々な事故形態が存在しており、原因も多岐に渡ります。ここでは、様々な事故形態とその事故原因から、安全な運転方法についてご紹介致します。

更新日:2024年2月19日

横断中の歩行者に対する注意

歩行者と車が接触する交通事故の中で、最も多いケースを御存知ですか?
令和4年の集計では広島県の場合、歩行者が横断中に接触してしまうケースです。しかも、歩行者が横断歩道を横断中に接触したケースの方が、横断歩道を横断していないケースの約2倍近くになっています。

つまり、横断歩道を横断中に車と接触しており、横断歩道の安全が脅かされています。

令和4年中の歩行者対車の接触事故の内、歩行者が横断中の交通事故の発生状況は、横断歩道横断中が200件となっており、横断歩道以外を横断中に発生した111件を大きく上回っています。

車が横断歩道に接近する場合、様々なシチュエーションが想定されます。
例えば、直進、左折、右折といった、進行の状態、信号機の有無、横断歩道の長さ、直前の見通しなど、考えればきりがありません。ただ、一つ言えることは、どういったシチュエーションであっても、横断歩行者を発見した場合に停止できる状態にしておくということが重要です。

横断歩道では歩行者が優先されます。そのため運転者は、横断歩道に接近する場合、横断歩行者の有無を確かめて停止できる速度で接近する必要があります。
しかしながら、横断歩道に接近しているにも関わらず、速度を落とさずに接近する車両を見かける場合があります。
減速する操作は難しい操作ではありません。どちらかというと、操作的な部分より精神的な部分の方がウェイトが大きいと思います。

横断歩道は歩行者が優先であることを意識して、接近するようにしましょう。

右折

右折中に横断歩行者を見落としてしまうケースがあります。これは、右折できる時機を捉えるために、対向車と右折先を中心として確認していると、起こりやすくなります。
右折中に、右側から来る横断歩行者は、運転者が顔を向けないと発見できません。右折中は、必ず顔を向けて横断歩行者を確認しましょう。その際に、横断歩行者を発見した場合は、横断歩道の手前で停止するようにしましょう。そうすることで、対向直進車の進行を妨げないようになります。

出会頭事故

出会頭事故とは、交差点等に進入する際に左右から進行してきた車両、歩行者等と接触する事故になります。

2021年中の交通事故発生件数は、305,196件となっています。事故類型別では、78,988件の出会頭事故が発生しており、全体に占める割合は25.9%になります。

発生場所

出会頭事故が多発する場所は、信号機が設置されていない見通しの悪い交差点になります。例えば、住宅街の交差点、国道に進入する交差点などが該当します。

発生要因

出会頭事故の発生要因は、進入速度が考えられます。交差点等に進入する速度が速くなる事で、左右の確認範囲が狭くなってしまい優先車両の見落とし、判断不良に繋がり事故が発生しています。

事故防止

法令では、

車は、交通整理の行われていない交差点で、交差する道路が優先道路であるときや交差する道路の道幅が広いときは、徐行するとともに、交差する道路を通行する車や路面電車の進行を妨げていけません。

つまり、優先道路に進入する場合、道幅が広い道路に進入する場合は、徐行しなければなりません。加えて、左右の安全確認の範囲は、左右の道路の端から端が見えるまで確認します。そのためには、少しずつ車を交差点に進入させて、左右を効率よく確認する必要があります。

速度を十分に落として、左右の確認範囲を十分に取りましょう。

見通しの悪い交差点 安全確認

気持ち

「人生の最期に見る風景は、どんな風景がいいですか?」

これは、当校で研修の講師をして下さった松本様の言葉です。松本様は、10年前に御主人を交通事故で亡くされています。その事故は、対向車のトレーラーから鉄板が落下した鉄板が直撃するという悲惨なものでした。(落下した鉄板は、適切に固定されていませんでした)

「主人が見た最後の風景は、鉄板が飛んでくる風景だったと思います」

自分の大切な人が人生の最期に見た風景が交通事故であったと想像すると、胸を痛めるどころではありません。「もし、自分がそうなったら」と、考えると想像を絶します。

交通事故は、自分がそうなる場合もあれば、他人をそうさせてしまう場合があります。全く知らない人に、交通事故の風景を見させてしまう可能性があります。

免許証は、「国が禁止している行為を解除する」事を意味します。だからこそ、交通事故は「犯罪」になります。運転者は、事故=犯罪という事に加えて、自分が事故を起こさない安全なドライバーであるからこそ、運転を許されているという感覚を忘れないで頂きたいです。

交通事故(犯罪)の大半は、運転者の心構え次第でその殆どを防止する事ができると考えます。「安全」「気よ付ける」「ゆとり」など、そういった気持ちを切らさずに運転する事が大切です。こういったマインドを持ち続けるためには、大切な人の事を思う気持ちを忘れない事です。日々の忙しさで、忘れてしまう事ではありますが、今一度、思い起こしてみて下さい。免許を持たれている方であれば、必ずできる事です。何故なら、免許証を持っているからです。

更に、私達に与えられた責任は重要です。運転について初めて学ぶ場所は、自動車学校であり、運転について初めて教える人は教習指導員です。その教習指導員が技術だけを教えるようであれば、安全マインドを持たない運転者ばかりを養成する事になります。私共は、技術だけでなく「心」を育てる事に重点を置いて教習を行って参りました。しかし今回、松本様の講義を受けさせて頂く事で、まだまだ不足している事を実感しております。

今回の講義を通して、指導員個々が自分の能力に磨きをかけると共に、学校全体として更なる「心」の指導力向上を目指して参ります。

右直事故防止

交差点で発生する事故形態の中で、右折車と直進車による事故が発生しています。
中でも、直進二輪車と、右折する普通車等が接触するケースが事故になりやすくなっています。
今回は、直進二輪車側で右直事故を防止する方法を考察します。

次の画像を、ご覧ください。

右直事故
右直事故 二輪車

このような状況において、右折待ちの脇を抜けて直進しようとした場合、「対向右折車」に注意を向けながら、減速して進行する事が必要です。しかしながら、減速して進行しない場合があります。それは、

  1. 先を急いでいる
  2. 漫然としている
  3. トラックとの間隔を意識している

上記のような場合です。

先急ぎ

人間は、時間的な制約に弱いとされています。「遅刻しそう」「間に合わない」など、時間が焦りを生み出します。普段は、安全運転をされている方でも「間に合わさないと」と思うだけで、速度が上がり、危険なすり抜けを行い、停止できる信号の変わり目であっても加速するなど、とにかく前に進める意識が高くなります。

時間的、精神的にゆとりのある運転行動が必要です。

漫然運転

漫然とは、「ぼんやり」運転している状態です。「考え事」「疲労」など、心身が影響するといわれています。運転には、集中力が必要です。考え事は、運転時以外で行いましょう。バイクは、疲れやすい乗り物です。適宜、休憩を取りながら運転する事が大切です。通勤であれば、運転の事を考えて仕事、勉強などに取り組みましょう。徹夜明けなどは、特に注意が必要です。

休憩を入れた運転計画の立案しましょう。運転の前日は、体調をと整えるなど細かな部分にも配慮しましょう。

感覚への意識

人は、起こりえる危険を順番に処理するようになります。バイクに乗り慣れていない場合、右折車に対する危険よりも、順番的にトラックとの間隔を気にしてしまいます。その場合、速度が速いとトラックとの間隔をクリア後、急に右折車が現れるような形となります。

運転に慣れていない頃は、不測の事態に備えた速度と間隔で進行しましょう。又、無理を決してしないようにしましょう。

右直事故は、人為的判断ミス(ヒューマンエラー)で起こる可能性が高い交通事故です。1つずつ丁寧に状況を判断して、ゆとりある運転を行いましょう。

右直事故防止

交差点で発生する事故形態の中で、右折車と直進車による事故が発生しています。
中でも、直進二輪車と、右折する普通車等が接触するケースが事故になりやすくなっています。
今回は、直進二輪車側で右直事故を防止する方法を考察します。

次の画像を、ご覧ください。

右直事故
右直事故 二輪車

このような状況において、右折待ちの脇を抜けて直進しようとした場合、「対向右折車」に注意を向けながら、減速して進行する事が必要です。しかしながら、減速して進行しない場合があります。それは、

  1. 先を急いでいる
  2. 漫然としている
  3. トラックとの間隔を意識している

上記のような場合です。

先急ぎ

人間は、時間的な制約に弱いとされています。「遅刻しそう」「間に合わない」など、時間が焦りを生み出します。普段は、安全運転をされている方でも「間に合わさないと」と思うだけで、速度が上がり、危険なすり抜けを行い、停止できる信号の変わり目であっても加速するなど、とにかく前に進める意識が高くなります。

時間的、精神的にゆとりのある運転行動が必要です。

漫然運転

漫然とは、「ぼんやり」運転している状態です。「考え事」「疲労」など、心身が影響するといわれています。運転には、集中力が必要です。考え事は、運転時以外で行いましょう。バイクは、疲れやすい乗り物です。適宜、休憩を取りながら運転する事が大切です。通勤であれば、運転の事を考えて仕事、勉強などに取り組みましょう。徹夜明けなどは、特に注意が必要です。

休憩を入れた運転計画の立案しましょう。運転の前日は、体調をと整えるなど細かな部分にも配慮しましょう。

感覚への意識

人は、起こりえる危険を順番に処理するようになります。バイクに乗り慣れていない場合、右折車に対する危険よりも、順番的にトラックとの間隔を気にしてしまいます。その場合、速度が速いとトラックとの間隔をクリア後、急に右折車が現れるような形となります。

運転に慣れていない頃は、不測の事態に備えた速度と間隔で進行しましょう。又、無理を決してしないようにしましょう。

右直事故は、人為的判断ミス(ヒューマンエラー)で起こる可能性が高い交通事故です。1つずつ丁寧に状況を判断して、ゆとりある運転を行いましょう。

車間距離の確保

交通事故の中で最も多い事故形態が追突事故です。

追突事故の原因は、「前方の状況を “よく” 見ていない」からであると言われています。例えば、「脇見をしていた」「携帯、カーナビの画面を見ていた」など、前を見ていなかった原因は様々です。又、”よく” と記載していますが、その意味としては状況だけでなく、状況の変化を予測する事も含まれています。

つまり、「ただ、前を見る」だけではなく「変化の予測を含めて前を見る」事が大切です。

この場合であれば、赤丸車両の動きを気に掛けると思います。しかし、赤丸車両の動きを凡そ決めるのは、更に前方の緑丸車両の動きです。緑丸車両がブレーキを掛けると、赤丸車両もブレーキを掛けるため、自分もブレーキを掛ける確率が高くなります。1台先だけではなく、2台前の車の動きも観察して状況の変化を予測しましょう。

又、青丸車両の動きも見ておく必要があります。青丸車両が此方の車線に変わろうとした場合、タイミングによっては赤丸車両の動きが変わってきます。多車線の道路では、隣接する車線を走行している車の動きを見ておく必要があります。

こういった事を、考えながら余裕を持って対処するためには、「車間距離」が必要になります。
この車間距離が近いために急な状況の変化に対応できず事故になるケースがあります。誰しもが、「車間距離は広く取るべき」と、考えられていると思いますが「広く取れている」方は、少なかったりします。それは、車間距離が運転手個人の「距離感」に委ねられているからです。

例えば、「前車との車間距離は何mですか?」と聞かれた場合、皆さんであれば何mと答えますか?
答えにあ関しては、感覚で答えられるのではないでしょうか?結局は、ドライバーが「この位で大丈夫」と思った感覚の車間距離で運転してしまうのが現状です。

この場合、安全な車間距離が感覚で取る事ができていれば良いのですが、取れていない場合は事故に直結する可能性があります。そこで、どなたでも安全な車間距離を確保する方法があります。
それが、時間で車間距離を取る方法です。

図のように、看板などの目印を全車が通過して、約4秒経過して自車が通過すると適切な車間距離となっています。加えて、速度が100㎞の場合でも十分な車間距離が確保されています。(速度は、規制速度及び法定速度を守るようにしましょう)

時間であれば、人によって大きな差が出にくいため有効であると言われています。確実に安全な車間距離を確保するようにしましょう。

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