ほめちぎる教習所とは
ほめるとは、教習生を認めてあげること
私共が考える「ほめる」というのは、調子の良いことを言ってほめるのではなく、出来なかったことが出来るようになったこと、苦手なことをチャレンジして克服したことに対して、そして、その努力をしてくれたことに対して「認める」という意味です。
ほめられて嫌悪感を抱く方は、ほとんどと言っていいほどいないと思います。むしろ、ほめられると「自信と自主性」が生まれ、次も頑張ろうと常に前向きになれます。
人は、一生懸命頑張ったこと、まして、出来なかったことが出来るようになったことに対しては「認めてもらいたい」「ほめてもらいたい」「評価されたい」と思うのではないでしょうか。
更に、ほめられたことで「もっと頑張ろう」「よし、ここを直そう」と前向きに思えるようになります。
意識的にも無意識的にも、やる気になれるほめ言葉は「魔法の言葉」と言っても過言ではありません。指導者にとっては出来て当たり前のことでも、そういう態度で接したり、ダメなところを最初に指摘して「さぁ、やりなさい」と言っても、人の心は「よし、やろう」とは中々なりません。反対に、やる気をなくしてしまうことの方が多いと思います。
重要なことは、出来なかったことが出来るようになってくれたので「〇〇を頑張ったから良くできているよ」「すごく努力したね」など、教習生を認めて、思いやりのある言葉をかけることが必要です。素直にほめることが自然とできることで、教習生との信頼関係を強くするだけでなく、心地良い雰囲気を作りだすことができます。
ほめる効果と影響力を実践する人が増え続けている今、まさに時代がほめることを求めていると思います。
ほめちぎる教習の内容
『成長を実感してもらうこと』に意味がある
私共の教習は「ほめて伸ばす」がコンセプトです。
自動車学校では、ミス=怒られるというイメージが持たれることがあります。当校のほめちぎる教習は「失敗こそが成長するチャンス」>と捉え、次に成功するためにはどうすべきかを一緒に考るようにしています。
そして、上手くできたらお客様と一緒になって喜びをわかちあいます。
ほめちぎる教習の内容は、まず、お客様の個性に応じた目標のレベルを設定します。また、お客様によって伝え方も変えます。
そして、目標に向かう成長体験を実感していただき、小さな部分からを積み重ねることで自信につなげてもらえるようにします。
こうすることで、出来たかどうかの基準が理解でき、次にすべきことが明確になります。
たとえミスをしても努力したことを認めることで、プレッシャーを感じることなく、次にすべきことを自分で考えられるようになるなど、自主性を養えるようにします。
成長実感は、自信を持ち、次へのモチベーション向上につながります。
その結果、運転が好きになり、運転技術の向上につながると私共は考えています。
ほめるとほめちぎる
『成長実感』こそモチベーションアップの秘訣
何故、「ほめる教習」ではなく「ほめちぎる教習」なのでしょうか?
ほめちぎる教習とは、調子の良いことを連発するのではなく、お客様に応じた目標を可能な限り細分化することです。
例えば、クランクコースを安全に走行するには、
① 入る前の走行ラインのイメージ
② 安全に走行するための速度調節
③ 車両感覚の捉え
④ 左後輪の把握
⑤ 左前部、右後輪の感覚を把握
⑥ 右前部と左後輪の感覚を把握
など、安全に走行するためのステップがあります。
これらを目標として細分化を行い、ほめる箇所を数多く作ることで、成長体験を感じられる場面が増やせられるようになります。
そして、細分化された目標を達成できた時に、シャワーのようにほめていくのが「ほめちぎる教習」です。
このようにして成長実感を感じられる場面を多く作ることで「運転が楽しい」「成長するのが楽しい」と変化してもらえるようにします。
ほめちぎるの効果
『ほめる』効果は抜群!
教習前は多くの方が緊張しています。
しかし、ほめられることで、緊張がほぐれ、リラックスして運転することができるようになり、本来の実力を発揮することができます。
それだけでなく「更に、ほめてもらいたい」「もっと運転が上手くなりたい」という気持ちが高まり、やる気と共にどんどん運転したいという気持ちにもなります。
ほめることで自然とお互いが笑顔になり、コミュニケーションが上手く取れるようになるため、ほめてばかりではなく「気を付けて欲しい」部分をより伝えやすくなり、成長するポイントをおさえやすくなります。おかげさまで、多くのお客様から「ほめられるとやる気も出て、車の運転が楽しくなる」と嬉しいお言葉をいただいています。
感謝の手紙
近年、核家族化や社会の変化により、親子間のコミニュケーション不足が叫ばれています。しかし、当校を利用していただいている学生の方に、お話を伺うと多くの方が「コミニュケーションは上手く取れていないが、ここまで育てくれて、親には感謝している」といった声を聴くことがありました。
そこで、弊社では親御様への感謝を通して命の大切さを再認識する取り組みとして、親御様に向けて感謝の手紙を書いてもらっています。この手紙を通して、親子間の絆を深めて、命の大切さを考える契機にしてもらいたいと思います。