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バイクの限定解除は難しい?

更新日:2024年12月27日

バイクの限定解除は、一般的に難しいと言われていますがどうなのでしょう?

難しさについては、バイクの限定解除をされた方の主観が入るため、意見が「簡単だった」と「難しかった」に分かれてしまいます。ただ、当校の指導員に尋ねると「ポイントを抑えていれば、基本的には難しくなり」という返答がありました。

そこで、当校の指導員が教習の経験から得た「バイクの限定解除の難易度」と「ポイント」について、解説いたしますので、バイクの限定解除をお考えの方は、参考にしていただければと思います。

バイクの限定解除は難しいのか?

バイクの限定解除の難易度は、解除する内容によって異なります。

例えば、普通二輪小型限定免許を保有されている方が小型限定を解除されたい場合、教習で使用するバイクは400㏄のMT車になります。免許を取得される際に使用した教習車は、125㏄のMTであることから、排気量と車重が変わってきます。
こちらの場合、基本的な操作は変わらないため、重いバイクを扱うためのバランス取りと排気量がアップすることによるパワーに慣れるとスムーズに教習が進んでいきます。

しかし、普通二輪小型AT限定免許を保有されている方が小型限定とAT限定を解除したい場合は、事情が変わってきます。まず、教習で使用するバイクは400㏄のMT車になります。免許を取得される際に使用した教習車は125㏄のATであることから、排気量、車重の違い以外に、クラッチ操作が加わります。クラッチ操作が加わるため、発進停止の操作方法が変わるだけでなく、変速操作(ギアチェンジ)をしなければなりません。
重いバイクを取り扱うバランス取りとパワーに慣れるだけでなく、クラッチ操作を身に着ける必要があるため、難易度は上がってしまいます。

要約すると、免許を取得される際に使用したバイクと限定解除で使用するバイクの違いが少ないと難易度は下がり、違いが多くなると難易度は上がる傾向になります。

そのため、解除する内容によって教習時間が異なります。

教習時間

限定解除の教習時間は以下のようになります。

現有免許  解除内容 解除後の免許 教習時間
普通二輪
AT小型限定
AT限定 普通二輪
小型限定
4h
普通二輪
AT小型限定
AT限定及び
小型限定
普通二輪 8h
普通二輪
AT小型限定
小型限定 普通二輪
AT限定
3h
普通二輪
小型限定
小型限定 普通二輪 5h
普通二輪
小型限定
AT限定による
小型限定
普通二輪AT限定 3h
普通二輪
AT限定
AT限定 普通二輪 5h
大型二輪
AT限定
AT限定 大型二輪 8h

表にもあるように、難易度が高いと想定される限定解除は、教習時間が他と比べて長くなっています。

これまでの説明だと「教習時間が長い=難しい」と思われるかもしれませんが、教習時間が長いということは、バイクに触れる時間が長くります。つまり、教習時間内にバイク慣れる可能性が高くなるので、普通二輪小型AT限定免許を保有されている方が小型限定とAT限定を解除にチャレンジした場合に「難しくなかった」と感じられるケースもあります。

普通車の免許によって難易度が変わる

あまり、一般的には言われていませんが、普通車の現有免許によって難易度が変わります。

例えば、普通車と二輪の免許がAT限定の方がバイクのAT限定解除を行う場合、クラッチ操作やギア操作に触れたことが無いため、構造や目的、操作方法を理解するまでに時間を要します。
反対に、普通車がMTで二輪免許がAT限定の方がバイクのAT解除を行う場合、クラッチ操作やギア操作の目的などが早期に理解できるため、スムーズに教習が進みやすくなります。

結局、難しいのか?

これまで、難易度について説明させていただきましたが「結局どうなの?」と感じられるかと思います。

結論から申し上げますと、限定解除は「難しい」と言えます。やはり、どの限定解除においても、車重や操作の違いから、簡単とは言い難いのが実状です。
しかし、難しいと言われる限定解除をスムーズに進めるための方法等がありますので、以下でご紹介します。

イメージトレーニング

ATを限定解除される方は、クラッチ操作、発進停止操作、ギア操作のイメトレが重要です。教習の中だけで、各操作を覚えることが容易ではありません。特に、発進停止、ギア操作などは手順が決まっているので、自宅などでイメトレを行うことができます。
実際に、私もイメトレを各お客様にお願いをしています。ここで、イメトレをされた方とそうでない方の間には、かなりの差が生じています。

イメトレを行い、操作の負担を軽減するだけでも難易度は下がりますので、実践していただきたいと思います。

経験値

バイクは二輪車である以上、バランスを取って運転します。このバランスの取り方については、言葉で説明するよりも体で覚えていただく要素が強いです。これまで培ってきたバランスの取り方は、限定解除をされる際に役立ちます。

力加減についても同様です。ブレーキの握り具合、アクセルの回し具合など操作には加減が必要です。この加減についても、これまでの経験が活かされる部分です。これまで、限定解除の教習をさせていただく中で、多くの方が指導員の理想とする力加減を、早い段階で出来るようになっています。

コース走行においても、経験が活かされます。合図た進路変更の時機、確認の方法、徐行場所の把握など、コースを走行する際に必要な事項が幾つかあります。恐らく、今のバイク免許を取得される際に、幾度となく指導員からアドバイスを受けたかと思います。この時の経験が限定解除をされる際のコース走行にかなり役立ちます。

上記以外にも、それぞれのお客様が経験値を活かしながら教習を進められています。

予習と復習

基本になりますが予習と復習は大切です。

予習については、コース走行の順路やポイントになります。コース走行の順路については、予めコース表が配布されますので、そちらを利用して順路を覚えておくと教習がスムーズです。

復習については、主に操作方法、操作手順になります。イメトレでも記載しましたが、復習やイメトレをすることで次の教習時にスムーズな操作が期待できます。

課題走行

課題走行については、ATとMTで操作方法が異なりますが概ねのポイントは同一です。

例えば、一本橋のバランスの取り方です。一本橋でバランスを取る際は、ハンドルを使用してバランスを取られたと思います。これは、限定解除においても同様です。
クランクにおいても、通過速度、アクセルやクラッチを使う時機を練習されたと思います。この部分については、限定解除でも変わりはありません。

このように、課題走行における根本的なポイントは同様になります。

まとめ

限定解除について悩まれている場合、色々と調べられていると思います。その中には「難しかった」と言われる方もいらっしゃれば「簡単」だと言われている方もいらっしゃったと思います。
この差は、個人的な主観による差であると思います。こちらについては、私達も限定解除をされた方に、感想を伺うと何れかに意見が分かれています。

指導員としては、上記の「イメトレ」「経験値」「予習と復習」「課題走行」で記載した部分を活かしながら受講していただくことで、難しいと言われる部分を時間を使いながら解決できると思います。

当校では、限定解除に関するご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。また、体験試乗会を開催していますので、実際に参加されてから検討することもできますので、ご参加してみては如何でしょう。

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