ロイヤルパワーアップスクール

テールゲートリフター資格の取り方

労働安全衛生法規則等の一部改正により、2024年2月1日から「荷を積み卸す作業を伴うテールゲートリフターの操作の業務」が特別教育の対象となります。

ロイヤルパワーアップスクールでは、テールゲートリフターの特別教育を開催いたします。

労働安全衛生規則の一部改正について

貨物自動車等での荷役作業時に、転落などの労働災害を防止することを目的として、労働安全衛生規則の一部が改正されます。改正により、昇降設備の設置、保護帽の着用義務拡大、運転位置から離れる場合の措置の適用除外が行われます。又、荷物を積み卸す作業を業務で行う場合のテールゲートリフターの操作は、特別教育の対象となります。

テールゲートリフターが起因する労働災害はの65%は、作業者の転倒・転落・飛び降り、荷及び作業者の転倒・転落・下敷き等、荷の転倒・転落による下敷き等となっています。(厚労省HPより)

5t未満のトラックでは、保護帽を着用していなかったために、死亡事故が発生しています。

資格が必要となる場合

今回の法改正によるポイント、資格が必要となる場合などについては、以下の通りです。(厚労省HPより引用)

昇降設備の設置が義務付けられている貨物自動車の範囲の拡大
【令和5年10月1日施行】

1 最大積載量が「2t以上」の貨物自動車で荷を積み卸す作業を行うときは、昇降設備を設置することが義務となります。
2 昇降設備は「床面と荷台との間の昇降」「床面と荷の上との間の昇降」のいずれにも必要です。
3 昇降設備には、踏み台等の可搬式のもののほか、貨物自動車に設置されている昇降用のステップも含まれます。
4 テールゲートリフターを中間位置で停止させてステップとして使用する場合は、そのテールゲートリフターが「昇降設備」となります。

保護帽の着用必要な貨物自動車の拡大
【令和5年10月1日施行】

1 次のいずれかに該当する貨物自動車で荷を積み卸す作業を行うときは、保護帽の着用が義務となります。
 ・最大積載量5t以上
 ・最大積載量2t以上5t未満で、荷台の側面が開放できるもの
  (あおりのない荷台のあるもの、平ボディ車、ウイング車など)
 ・最大積載量2t以上5t未満で、テールゲートリフターが設置されているもの
  (テールゲートリフターで荷の積み卸しを行うときに限る)

2 保護帽は、型式検定(国家検定)に合格した「堕落時保護用」の製品を使用しなければなりません。

テールゲートリフターを使用して荷を積み卸す作業への特別教育の義務化
【令和6年2月1日施行】

1 荷を積み卸す作業を伴うテールゲートリフターの操作の業務が、特別教育の対象となります。
 ・貨物自動車に設置されたテールゲートリフターが対象です。
 ・荷を積み卸す作業を伴わない定期点検等の業務は対象外です。
 ・介護用の車両に設置された車いす用の装置等は対象外です。

2 テールゲートリフターの稼働スイッチの操作だけでなく、荷のキャスターストッパー等の操作、昇降板の開閉や格納など、テールゲートリフターを使用する業務も対象となります。

3 荷を積み込んだロールボックスパレット等をテールゲートリフターの昇降板に乗せ、又は、卸す作業の者も、できる限り特別教育を受けることが望ましいです。

運転位置から離れる場合の措置
【令和5年10月1日施行】

1 運転席とテールゲートリフターの操作位置が異なる場合は、運転者が運転位置を離れる場合に義務付けられている
  ①エンジン停止
  ②荷役装置を最低降下位置に置くこと
  が適用除外となります。

ただし、ブレーキを確実にかけるほか、輪止め等を使用するなどの逸走防止措置は必要です。

罰則等について

特別教育を実施せず、労働者に作業を行わせた事業主は、労働安全衛生法第59条第3項に違反することとなり「6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金」に、また特別教育の記録を保存しなかった事業主は、労働安全衛生法第103条第1項に違反し「50万円以下の罰金」となります。

【労働安全衛生法】
・特別教育は、労働安全衛生法第59条第3項に基づき「厚生労働省で定める危険又は有害な業務」に労働者をつかせるときに、事業主が行わなければならない教育です。
・特別教育の受講者、科目等の記録を作成し、3年間保存する必要があります。
・令和6年2月1日以降は、特別教育を受けた者でなければテールゲートリフターによる作業を行えなくなりますので、現在テールゲートリフターによる作業を行っている人を含め、令和6年1月31日までに忘れずに特別教育を受講してください。

【罰則の例】

特別教育カリキュラム

カリキュラムは、以下のようになります。

科目 範囲 時間
テールゲートリフターに関する知識 ・テールゲートリフターの種類、構造及び取り扱い
・テールゲートリフターの点検及び整備の方法
1.5時間以上
テールゲートリフターによる作業に関する知識 ・荷の種類及び取り扱い方法
・台車の種類、構造及び取り扱い方法
・保護具の着用
・災害防止
2時間以上
関係法令 ・法令及び安衛則中の関係条項 0.5時間以上
実技教育 ・テールゲートリフターの操作の方法 2時間以上

2024年1月31日以前に、荷物を積み卸しに関する作業を業務としてテールゲートリフターを操作した実務経験が6ヶ月以上ある方は、テールゲートリフターに関する知識、テールゲートリフターの操作方法の時間が短縮されます。

日程及び料金

日程及び料金については、各エリアから確認をお願いします。

お申込みなど

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