更新日:2023年12月7日
ロイヤルパワーアップスクールでは、有機溶剤作業主任者技能講習を開催しております。
作業主任者の資格を取得するなら登録教習機関のロイヤルパワーアップスクールにお任せ下さい。
有機溶剤は、有機化合物で作られている溶剤の総称で、様々な物質を溶かすときに用いられる液体の事をいいます。油や樹脂など水の溶けにくい物質を溶かす性質があるため、自動車の塗装など塗装業で使用されています。又、医薬品・農薬・甘味料などの製造にも有機溶剤が使用されており、幅広く活用されています。
労働安全衛生法第14条(安衛令第6条、22号)の規定に基づき、有機溶剤を取り扱う作業に労働者を従事させる場合、事業主は、都道府県労働局長に登録する者が行う「有機溶剤作業主任者講習」を修了した者のうちから、有機溶剤作業主任者の選任を行い、作業の指揮などを行わせなけばなりません。
有機溶剤は、一定温度であれば液体のままですが、常温では揮発性が高いため蒸発しやすくなります。そのため、蒸気となって口から体内に吸い込んでしまう場合があります。又、油脂に溶ける性質があるため、知らない間に皮膚から吸収してしまう事があります。
有機溶剤には、クロロホルム、アセトン、ベンゼンなどがあり、誤って使用すると有毒ガスが発生してしまい、頭痛、吐き気などの中毒症状を起こす可能性があります。取り扱い方法を誤ると大きな事故に繋がる可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
上記のように、有機溶剤は危険な物質であるため、有機溶剤を使用する工場・現場では、「有機溶剤作業主任者」が現場の指揮、監督を行うように定められています。
有機溶剤作業主任者の業務としては、
があります。
有機溶剤作業主任者は、有機溶剤を取り扱う場合の作業方法、作業の指揮を行う責任者となるため、現場の指揮及び監督を行う必要があります。そのため、有機溶剤作業主任者の資格は、労働安全衛生法で定められた国家資格であり、有機溶剤を使用する場合は、事業者によって選任された有機溶剤作業主任者が必要になります。
有機溶剤作業主任者の資格は、「有機溶剤作業主任者技能講習」を受講した後、修了試験に合格されると取得できる資格です。有機溶剤を取り扱う事業者は、「有機溶剤作業主任者講習」を修了した者の中から、作業主任者を選任しなければなりません。
有機溶剤作業主任者の資格を活かせる仕事として、自動車整備士、塗装工、化学工場での作業員などが上げられます。更には、印刷会社、クリーニング店、医薬品などを製造する仕事で有機溶剤を使用する場合があります。
有機溶剤には、沢山の種類があります。その中には、消毒に使用するエタノール、燃料として使用するガソリンなどがあります。このように、有機溶剤の中には危険物に指定されている物があります。こういった危険物に指定されている有機溶剤を、一定数以上保管するためには、危険物取扱者の資格が必要です。
有機溶剤を安全に使用するための指導を行う資格は、有機溶剤作業主任者であり、危険物取扱者は、危険物を取り扱う資格になります。
有機溶剤作業主任者の資格を取得するためには、登録講習機関などで行われる有機溶剤作業主任者技能講習を修了する必要があります。
有機溶剤作業主任者講習の時間と内容は以下の通りです。
講習は、2日間に分けて行われます。
修了試験を含めると、13時間の講習となります。
1日目:9:00~16:20
2日目:9:00~17:20(修了試験含)
※満18歳以上の方から受講可能です。
健康障害及びその予防措置に関する知識 | 4H |
保護具に関する知識 | 2H |
作業環境の改善方法に関する知識 | 4H |
関係法令 | 2H |
修了試験 | 1H |
こちらから、御確認ください。
有機溶剤作業主任者の資格を取得される際に、助成金(建設助成金、人材育成支援コース)や教育訓練給付金制度を利用して資格取得が可能な場合があります。
また、ロイヤルパワーアップスクールでは、面倒な書類作成のお手伝いもいたしておりますので、お気軽にご相談ください。
支給に関しては、対象者と要件がありますので、下記リンクからご確認ください。
講習料金のお支払いは、事前に郵便局または銀行に振り込んで下さい(当校専用の郵便振込用紙を使用した場合のみ手数料は当校が負担します)